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烏天狗クーロン
2023年12月11日 08:10
寺社奉行の設置 設立間もない徳川幕府は、国の安定統治を最優先課題に取り組み内部機構の確立を進めている。寛永九年(一六三二)に大目付が、寛永十一年には老中と若年寄が、そして寛永十二年には寺社奉行が設けられた。 幕府では初め、慶長十七年(一六一二)に「黒衣の宰相」の異名を持つ以心崇伝と、幼少の頃に出家し還俗した大名の板倉勝重を社寺に関する職務にあたらせたが、具体的な役職は設置されなかった。三代