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Yogaを教えることになった日
RYTになったけれど
YTTを終えて、何か教えることはできないか考えたときに浮かんだのは、社内報にコラムを書いておすすめポーズを紹介することと、会社でランチタイムヨガをすることだった。仕事の募集もどんなもんか見てみたけれど、未経験でいいものはなかった。
で、転職してみると、殺伐とした雰囲気の会社だったことを思い出し、女性が多いある部の恐ろしい内部事情を聞き、”仕事に役立つ資格を取ってもらわないと、yogaじゃどうにもならん”と言われた頃に、↓で書いている通りデッドゾーンに入ってしまった。
さらに、YTTで集中的にyogaをやったため、膝の調子が悪くなったことと、私の先生が"意識して体を動かしていれば、太極拳でもyogaはyoga、よくあるクラスを教えることはあまり楽しくない派"だったので、なんだか普通に教えることに魅力を感じなくなってしまった。通っていた夜のクラスも、時間短縮営業でしばらくなくなってしまい、寝る前に必ずするいくつかのポーズ以外は、離れてしまった。
体育館が時短の間に、私はジムに通い始め、yogaの代わりにzumbaと筋トレをしていた。そうしているうちに、筋トレも嫌になってしまい、しばらく離れることになった。
月日を経て、クラスが再開し、行けるときには通うようになっていた頃。
花開いていれば、勝手に、意識しないところから、いいものが入ってくる、というのを聞き、そのとおり勝手に仕事が舞い込んできた頃だった。
企画提案
社内報に一社員の持ち込み企画が載ったのだ。それを見て、私も企画を持ち込めるな、と思った。企画提案しよう!
2ポーズしか考えられなかったし、同じく不定期でいいし、そんなに食いつくとも思っていなかった。私が実際に気に入ってやっていて、本当にすすめたい・効くポーズでいい。この人にすすめたい、と思う人もそれぞれいた。だから、これはきっかけをもらったということだ。
それをまとめて、社員の健康管理もかねて!と、売り込んだ。返事を待っている間は、どきどきした。。。
数日後、何回でも連載OK、資格があるなんてすごいですね、と来た。早速来月から載せてもらえることになったので、ポーズを提示して、きっかけになったモデルになってほしい人に頼み、撮影日時を決めた。mat and blockも持って行くことになった。
ちなみに、持ち込み企画は、隣同士で載ることになった。不定期と言いながら2か月連続で載っていた持ち込み企画の人は、yogaのほうが需要があるね、と言ってくれた。
撮影まで
何を着ていこうか、考えた。着替えるなら大がかりなんだけど、私もやる必要あるのだろうか。どれくらい乗り気で来てくれるのだろうか。
そして、YTTのtextbookと、持っている本でポーズを確認した。このポーズだよ、との写真を調べるついでに、counter indicationsも見た。無理せずにって書いたほうがいいかな、とか。
こういうのはもう、勝手に頭が考え出してしまい、止められない。Creativeならではである。
撮影日
mat and blockをできるだけ社内で見せるように歩き、注目をひくといいだろうと思った。撮影は、会議室で、とても楽しくやってくれた。「生き返ったー」と言いながら立ち上がっていたし、付き添いで写真を撮っていた人もやりたそうだったので、やってもらった。
そして、よかったら昼にも教えないか、という話になった。
「Yogaなんて、けっ、っていう会社かと思った」
「全員にやらせるのは難しいけど、やりたい人はどうぞ、であれば大丈夫な会社だよ」
とのことだった。
スキルとしての自覚と、生きている世界
英語だったり、デザインだったり、"自分で売り込まないと信じてもらえない"と思っているものってある。これが得意だよね、と言ってもらえることもあれば、そうでないこともある。これも褒めない文化の産物だと思う。もちろん、アピールしておかないと、誰も発見してくれないところはある。
RYTは、私自身は大したこととは思っていない、というか、特に気にしたことのなかったスキルなので、そういえばできるんだった、そうだ私は有資格者だ、私が教えられるんだ、classもflowも教え方もデザインしていいんだ、と思うと新鮮だった。
そして、つかず離れず何年もyogaを続けてきて、興味を持ち、毎週のように通っている私からすれば大したことなく、簡単なポーズじゃつまらないと思って選んだものが、"最初からハードルが高いもの"と捉えられていることも新鮮だった。まわりにonlineでやっている人が何人かいるので、身近なんだろう、大したことないと思うようになった経緯があるのだけれど、それは少数派だったということだ。
そして、教えたことで、
「Yogaはみんなにとって、いい!」
「肩が楽になった」
なんて言ってもらえると、普通に嬉しい。人を笑わせた時の快具合には及ばないけれど、私の人を助けたい思い+RYTのスキル+デザイン好きを組み合わせると、社内報にYogaコラムを掲載することになるのだなあ、融合だなあ、としみじみ思った。
タイミングが合ったのだ。
予定通り入社当時に持ち込んでも、持ち込み企画の前例もなかったし、仲間もいなかったから、難しかったと思う。だけど、持ち込み企画がすでにあるし、協力してくれる人もできて、今や夢がーというか、計画通りになったのだった。