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人温感じる立石寺

東京→LCC→北海道(札幌)→バス→北海道(函館)→青函フェリー→青森(弘前)→JR各駅→秋田→JR各駅→★山形→深夜バス→東京

今回は「★」がついている、北海道から南下した最終地点、山形県
山形の駅周辺のホテルで休んでから翌日は朝6:00に出発
もちろん目的地は

「山寺 立石寺」

かの有名な松尾芭蕉が「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだとされる場所であり、教科書に出てきた立石寺。一生に一度は行ったほうがいいと断言したいかも。

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さて山形駅から山寺は後ろのホームに五能線を眺めつつ移動…錆びた青い二両編成のフォルムと哀愁が素敵、ちょっとベルンのトラムを回顧

実は山形駅から山寺駅まではICカードが使えるものの他の区間は使えない
(東京ではありえないが流石に刺されそうだから言わない)
ICカードが使える区間はしっかり大きく駅に書いてあるのでよく見て乗っちゃって

電車に揺られること数十分、早くも山寺駅到着。基本的に地方の電車等は1時間に1本しかないため帰りの電車があるかどうかをよく見てから今回は山寺に向かってくれたまえ

道すがら、煮っ転がしや豚汁、芋煮の水蒸気と良い香りが道を彩っていた。朝の澄んだ寒い空気の中に鮮明な水蒸気と柔らかなお味噌の香りがなんとも言えなかった

そしてなんとも言えない川の綺麗さ、水の綺麗さ、日本で一番水が綺麗だと言っても過言ではなく。この世の水なのかと流れる水に直接問いたい

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そして、りんごと洋梨を売っているおばあさんにも出会い、世間話をする中で

「コロナで商売に歯止めがかかってしまっている。山寺もかつてはものすごく栄えた観光地だったのにコロナのせいで客足が伸びず、せっかく今の時期、りんごの収穫の季節なのに、山寺周辺の斜面で育てるリンゴには栄養がたくさんあってどこのリンゴよりも美味しいのに、みんなにお披露目ができずに悲しい」

と半分泣きながら話してくださった。私も田舎に関してよく知っているために痛いほど気持ちがわかる。山寺に行ってから帰りに絶対寄って帰ることを約束し、その場を去り

…お目当ての山寺に到着、いざ大きなバックパックを背負って登ろうと意気揚々としていたドアホな私に案内の人が声を。

「大きな荷物、上まで上がるのが本当に大変だから事務所で預かりましょうか?」

外国だったらきっぱり断っていたが、ここは日本
しっかりバックパックに鍵をかけて鍵が見えるように渡した(最低)

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空が見えないほど高い木々に囲まれた緑色の階段を一歩一歩、合計1000段以上。途中では塔婆に歯車がついたもの(一度回すと信行1回読んだことに値する)や崖に穴がたくさん開いていたり(もともとそこにはお骨が入っていた)霊山を感じさせる箇所がたくさん存在しており、その周りにはより一層空気が澄んでいるかのよう。頂上では遠くに見える色付き初めの山々と手前の紅葉だけが真っ赤に染まった写真を撮ることができたのである

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良い

下山し、荷物を受け取りお礼を言って、りんごを売るおばあさんのところに戻って洋梨を購入し、時間があったため「かみのやま温泉駅」へ。普段はきっと一大観光地なのだけれどコロナ禍で温泉街は倒産、旅館も倒産で街自体が廃墟と化していたことが一概にGOTO事業を否定できない、なんとも言えねえよ。

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廃墟

ニュースでこのようなローカルなことを放送するのはニュースバリューの関係もあり不可能だが、自分の目で見て知ることが一番のニュースではないかと感じた1日

ひとりだからこそ想いを巡らせたり、どのように行動しようか考えたり、常に頭をフルに回転させることができ、想像力も十分に働くのだ。

家族や友人とかカップルとかの旅行も楽しいだろうけど
収穫は、成長はないよね(偏見だから反省しろ)

幼い頃から「人と遊ぶとか楽しいことに成長はないから避けろ」
と言われて育ったクソ偏見家庭

今だったら大問題だろうがそんなこと知らん
2秒だけ反省しておしまいにしよう




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