教育熟考 序幕
まだ序幕にもたどり着いていなかったのか…
とはいえ、教育について考え始め、最初に行き着いたのは「どうやったら、学校でまさにこども達に教壇に立つ教師の負荷を下げるか」ということでした。そもそも最初が中学校の恩師の超多忙でしたしね。情報ツールなどを駆使すれば、簡単に下げられそうという安易な発想もあり。
先生達の負荷が下がれば、その分「教育」に割ける時間も増える、疲弊している先生が教えて本当に皆ハッピーなのか?などなど考え出し、実際どうなのか話を聞きに行きました。思い立ったが吉日、こういう行動力だけは磨き抜かれています。
そんなわけで、実際に教壇に立っている先生方から話を伺いました。
お話を伺っていく中で、壁は個人情報管理・セキュリティなどのシステム上の課題、そのシステムを扱う先生のITリテラシーのバラツキ、学校一校で意思決定は出来ないという手続きあたりか…手続きは自治体ごとでの意思決定になるから、サクサクは進まなそう。もっと言うと、自分より得意な人がもっといそう(笑)。
一方で、こんなことを言ってる私にご協力いただいた先生は矢張り先進的な考えを持っていて、話を聞いてツクヅク感じたのは、今までやってきたこと(知識の蓄積)が正だと考えている先生の方が圧倒的に多いということ。つまり、アクティブラーニング、主体的・対話的で深い学びの実現には、先生の意識のバラツキが大きく影響しそうということ。
正直、個人的には、分数の割り算であの「ひっくり返す」というのを一番最初にやめてもらいたいですね。大学時代に家庭教師をしていて、分数の割り算がわからんという子に論理的に理解してもらえる方法を編み出したのですが、単に先生の怠慢だったじゃないかな?と今でも思っています。
話を戻しますが、ここで主体的・対話的で深い学びを実現するのに先生を再教育しますか?と言われると、当然回答はノーです。
何かもっと他にいい方法があるはずと考え出した矢先に、2020年3月1日から在宅勤務が開始。環境適応能力だけは、ブラジル・メキシコ経験のおかげか、今氷河期が来ても生き延びられるくらい高いので、すぐに気持ちを切り替えて、隙間時間でインプットに走り出したのでした。
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