一日こどもと何分話していますか?
「学校を作るぞ」と言っている張本人ですが、教育を学校任せにすることには否定的です。自分が作ろうとしている「学校」の一つの機能として、公への発信や親の子育てへの関心を上げる啓蒙活動があります。
こどもをどう育てたいか、どういう大人になってもらいたいか、というのは、親の思いが不可欠です。かといって、夫婦共働きでこどもに掛けられる時間も限られている方も多いと思います。ですので、一日の中で、少しでもこどもと向き合う時間を作ってほしいと考えています(これは私自身への戒めでもありますが…)。学校と家庭で両輪を回せると、こどもの好奇心・探究心はより正のスパイラルに乗っかるからです。
このとき、家庭での関与はシンプルでいいと思います(正直、あれもこれもやってくださいと言うと続かないと考えています)。まずは30分でも1時間でも以下のようなことは最低限やってほしいと思います(もっとこどもの為に時間を割きたい方がいらっしゃれば、別途記事をアップしますね)。
① 一日の出来事やその日できたこと・できなかったことを聴く
② ①に対して質問をする=親が関心・興味を持つ
③ 「次」に向けて、親としてどういう支援ができるのか話す(シンプルに褒める、励ますなどでも十分です)
このループを家庭でも回せると、学校での正のスパイラルがより一層深まります。
参考)学校でのサイクル:https://note.com/curiosidades/n/n205bfac00c5f
上記は最低限ですが、こういった啓蒙活動が大事だなと思ったのは、長女が2歳手前から2歳8ヵ月まで1年弱通ったメキシコでのプリスクールの経験が大きいです。
そのプリスクールでは定期的に親への教育の時間(こどもへの関与度を上げるための啓蒙活動)がありました。それは日中行われることが多かったので、仕事の合間に参加していました。正直、当時の私は会社人間で、家族の為に会社を空けるということをしていいと思っていなかったので(これぞまさに社畜ですね、社畜)、自分自身の中でも参加目的も明確でなく、今思えば非常に恥ずかしい限りですが。
詳細は割愛しますが、親のこどもへの関与がどれほど大事かを学ぶ良いきっかけになりました。とはいえ、当時は日本のグローバル企業文化や業界の慣習上、私自身も一気にシフトはできなかったですね。わかりやすく記載すると、「駐在員たるもの、24/7である。業務で海外に来ているのである。寝ずに24時間対応・土日も対応しろ」というものです。
たまたま今現在自分のプライベートでお付き合いのある方々は、先進的な考え方を持っている人が多いので、「日本も変わったなぁ」と思う一方で、サラリーマンに戻ると「変化は、ナマケモノが地面を這ってるときくらい遅い」わけで、「学校」は私的なものとして始め、如何に拡げられるか、如何に啓蒙していけるかが課題だと考えています。
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