病名のつかない頭重の5つの原因と治し方
頭重は頭重でも病院で検査を受けて病名がつかない頭重について考えていこうと思います。
病名の付く頭重に関しては、ある程度西洋医学の治療方法で改善できる場合がありますが、診断名が付き、薬も飲み、3か月以上経っても頭重が変わらない場合には、以下のどれかに当てはまるかもしれません。
1.睡眠不足が原因の頭重
睡眠不足が続くと、頭部中心にむくみが溜まります。
この場合のむくみは身体によくないものではなく、守ってくれているむくみになります。
なので、睡眠不足が十分に取り除かれていない状態で、むくみを取り除いてしまうと、脳や顔面の問題(脳卒中は顔面神経麻痺)に進展することが多いです。
2.胃下垂や腸下垂が原因の頭重
胃腸は背骨につながっている臓器です。
そして、日々飲食している中で必ず胃腸を通って肛門から排便されていきます。
そんな食材が、食べすぎることで胃にたまり、消化吸収時間が足りずに腸にたまったりすると、胃腸が重くなってしまいます。
重くなった胃腸は下垂を始めます。
重さが重なれば重なるほど胃腸は重くなります。
先にも話しましたが、胃腸は背骨につながっている臓器であり、胃の上には食道という煙突ともつながっています。
要するに、食道と背骨にどんどん重しがぶら下がっている状態になります。
頭は背骨の一番上に乗っていますので、背骨が下に引き下げられれば、頭も下に引っ張られることになり頭重を感じるようになるわけです。
3.足の筋力低下が原因の頭重
人体は筋肉が伸び縮みすることで、心臓の負担を減らすように血流を促しています。
特に心臓の下にある足の役割は非常に大きく、足の筋肉が弱くなっていると心臓の負担が大きくなってしまうわけです。
心臓に負担がかかればかかるほど寿命が短くなりますので、危機的状況になると足がむくみだします。
このむくみは足の筋肉が動きやすくするための役割として出てきます。
しかし、むくみは水分なので、溜まれば溜まるほど重くなります。
本来であればプールの中で歩行するのと同じで、むくみを溜めた脚は動きやすくなるはず。
けれど、動かすかどうかは、その人の気持ち一つで決まってしまいます。
特に頭重を感じている人は、頭が重くて動けないという判断が強くなりやすいのです。
そのため、頭も足も重くなり、より動きたくない症候群に負けた生活をすることになります。
4.自律神経を乱す生活が原因の頭重
西洋医学でいう自律神経の交感神経と副交感神経は、中医学の陰気と陽気の関係にすごく似ています。
日中に活動し食事をとり、夜は睡眠をとり消化吸収に集中する。
この活動を日中は交感神経と陽気が、夜間は副交感神経と陰気が働くと考えています。
この流れが乱れると、陰陽や自律神経のバランスが乱れてしまうのです。
その乱れた結果が、本来陽気が集まる頭部に下へ引き下げる陰気が集まり、活動しにくい状態を作ってしまうのです。
これも頭重の原因になります。
5.眼精疲労が原因の頭重
目の神経はこめかみと後頭部から出てきます。
すべての組織に共通するのが、疲れてくるとむくみが溜まって、その組織を守ろうとします。
なので、眼精疲労の際にはこめかみや後頭部にむくみが溜まり重くなっていきます。
これも頭重の原因になります。
では治し方は何をどうすればいいのでしょうか?
ここからは有料枠で行っていきますので、気になる方は有料でお願いします。
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