待つ間
周囲と交わる情感を持ち、距離に打ち勝つことができる者なら、
過ぎ去ったことは忘れないと分かっている。
たとえ覚えてないふりをしても、心の深いところが語るだろう。
あの時君がハマった映像が脈打つように、意識の奥から、
何度でも湧き上っている。
初めてボーディング。
初めてわたはなのような海を見た。
初めて違う言葉を使う地域に着いた。
初めて、その異国の彼と出会った。
そして、今
君はこのロビーに来て、彼を待っている。
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近く図書館に行って、私を探せ~♫