PROVIDENCE

5月15日に水星が順行に戻り、17日には木星が牡牛座に移動と慌ただしい時期に、大手芸能プロダクションの過去のスキャンダルで現社長の会見があったり、広島サミットが開催されたり。
そして新月の20日にウクライナのゼレンスキー大統領がやって来て、その翌日、太陽が双子座へ火星が獅子座へ移動するのに合わせてるんじゃないの? と云いたくなるほど急いで出国されました。お忙しいですからね。飛行機内で休養できてたらいいけど。

この出来事とは関係ないけれど、昔々読んだ難し系の本を想い出しました。
   吉本隆明著『改訂版 共同幻想論』
何でこんな本を買ったかというと、安価な文庫本で、本屋さんで目立っていたから手に取ったのでないかと、多分。なんせ昔の事なんで記憶が曖昧でして。

とにかく莫迦には難解な内容で、読破できてたかどうか怪しい。
いやいや全部読めてなかっただろうよ。
本の初めに、改訂版向けの序文がありました。
国家というものに対する概念の違いに作者の吉本氏は気付き、愕然としたのだと書かれていました。愕然としたってか。
今となっては、当時その意味がわからなかった若くアホな自分に愕然としてます。

その本は手元に無いので、所々内容を忘れていますが、国家についての考え方にはヨーロッパ型とアジア型があると、そんな内容でした。

 ヨーロッパ型
国民1人1人の中に国家が内在している。
1人につき1国家てか

 アジア型
国全体が大きな布で覆われている。
国家という布? 全体主義的な感じ?

アジア型かアジア的と表現されていましたけど、アメリカ南部の一部の地域の人達や、アフリカーナと呼ばれている南アフリカ共和国のオランダ系白人、昔の中南米の独裁政権の国家認識もアジア型かなと思います。
現代の日本人は昔よりヨーロッパ型が増えてるかな、まだまだアジア型も多いか。
アメリカの南北戦争なんてのは、ヨーロッパ型北軍とアジア型南軍の戦争だったのでしょうか。

プーチン大統領やトランプ前大統領、中国共産党はアジア型、ゼレンスキー大統領や今年亡くなった右翼思想家の鈴木邦男さんはヨーロッパ型かなと勝手にカテゴライズしています。

鈴木邦男さんは生前、関西の番組に何度か出演されていて、司会の辛坊治郎さんに「その考え方って右翼?マジ!」とよくイジられていました。ご本人もテレ笑いをしていたのを懐かしく想い出されます。

国家に国民が守られるのがアジア型、国民が国を守ると考えるのがヨーロッパ型だと解釈しています。個人的には。
今の日本では、ヨーロッパ型の人達の票が、選挙の時に浮動票として動くのかなとも。

そして、約100年後の日本を描いているアニメPSYCHO-PASSシリーズでは、選挙も裁判も無く、シビュラシステムと云う国家システムに国民は統率されている。
このタイミングで劇場版の最新作が公開中って、計ったとしか考えられん、なワケ無いだろっ。
偶然なのかねえ、たまたまなのかねえ。

急に話題が変わって、唐突に終わり、どうもすいません。
続く。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?