teenたちの間で流行っているらしいコトバ
私がsubscribeしているYouTubeチャンネルのひとつに、こんな動画が上がっていました。
テキサス州在住の、お母さんが日本人の3きょうだい。
いつもは大学生の長女が動画を作ってお母さんが字幕を担当されていますが、今回は、お母さんが次女と末っ子に『2021年の流行語』を聞き、説明を受ける動画です。
これを息子と観て、とっても面白かったのでみなさんも ぜひ観てみてください。
一緒に観た息子も、これらの言葉のほとんどは自分たちも使っていると言っていました。
私もこの動画のお母さんと一緒で、
drip=コーヒー
salt=塩
goat=ヤギ
DRIPとは
dripは、服装関連に使うコトバらしく、ハイブランドのシャツを着ていたり靴を履いているとそのモノに対して使うそうですよ。
「チェーンのネックレスなんてしていたら、絶対言うよね、『nice drip』って」(←息子)
ほほう、そういうもんなのね。(←私)
私「じゃあ、そう言うのを身につけていると、『You are drip』って言うの?」
息子「(苦笑しながら)言わない。人に対しては、『You are drippy』」
難しいな・・・。
King & Queen
これはほぼこのままの意味だと理解しました。
男の子に対しては、当然、「King」と言い、女の子には「Queen」。
例えば、野球やサッカーの試合で、逆転打を放ったり逆転のゴールを決めたチームメイトに「King!」と声をかけて讃える、と言うような場合に使うようです。
ヒーローみたいな感じでしょうか?
The hottest word "sus"
動画の中でも最も子供たちがウケている言葉が「sus」。
息子も動画のこのくだりでは笑っていました。なんでも、「sus」と言うサウンドが笑いを誘う、そうです。
元々は、"suspicious=怪しい、疑わしい"から来ているらしく、それを縮めて「sus」と言っているようですが、この動画で女の子が説明しているように去年、*ものすごく流行ったゲームから「sus」が流行語になり定着しているとか。
*ものすごく流行ったゲーム(息子が説明してくれた内容によりますと、)
Among us・・・オンラインゲームのひとつで、グループで遊んでいる中にひとり、殺人者が混じっているそうです。その殺人者をみんなで見つける(特定する)ゲーム。meetingを招集し、みんなで話し合っている際に、誰が殺陣者なのか目星を付けて行き、犯人とおぼしき人物にみんなが「he/she is sus」(あの人が怪しいんじゃないの?)なんて言い、この「sus」が流行語になったそうです。
ゲームの中のみならず、ふだんの生活でも何か疑わしい、何かを隠している友達に"he is sus"と使えて溶け込んでいる言葉のようです。
bruh
動画には出て来ませんでしたが、「bruh」。
これも流行っているよ、と息子。
意味は「無いに等しい」(!?)そうですが、「何にでも使えて便利な表現」とのこと。
いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。
意味が無いのに流行っているってどう言うことですか?
説明するのが難しそうにしていた息子に、
「じゃあ、私が『おやすみ〜』って声かけると、あなたが『bruh』って返事するの?」と聞くと、息子、爆笑。
爆笑しながらも、「ちょっと意味が違う」。
何にでも使える便利な表現、とも言っていましたよね?
なのに、上記のシチュエーションではヘンとはどう言うこと?
要は、「ややネガティブな場面で使う返事」。
親から「もう遅いから寝なさいよ」と言われた時に、「は〜い」とは言わず、「bruh」と返事すると、それは、「まだ起きて遊んでいたいのに〜」と言う、心のつぶやきを「bruh」にのせているそうです。
ゴロゴロしている息子に、「宿題、早めにやっといた方がいいんじゃないの?」と言うと、「bruh」。
今、宿題をやればいいのは重々承知しているが、やる気が起きない、
そんな気持ちの時の返事にぴったりなひと言だそうですよ。
クギを刺す息子
二人で動画を楽しんだ後に、息子が「でも、マミィはこういうワード、使わない方がいいと思う。日本語でもあるでしょ、流行り過ぎてもう使われていない表現を使ってスベってしまう時」。
・・・。
はぁ〜、むずいな、流行語をカッコよく使うのって。
古い流行語を使ってしまったら恥ずいし。
イキって若者コトバを使わないように、正しく美しい言葉遣いをしなくては、とふんどしを締め直した次第です。