「ノーサイド」(1984年)/松任谷由実 作詞・作曲:松任谷由実 驚くべきことに、ユーミンファンならずとも一度は涙したことがあるこの名曲、シングルじゃなかったんですね。 しかも、もともと麗美という松任谷正隆さんプロデュースのアーチストのアルバム収録曲として発表されたあと、ユーミンオリジナルアルバム『NO SIDE』でセルフカバーされたとのこと。 な!? こんな宝石みたいな曲をひとまず他の人に提供していたとは! 青春をラグビーに捧げたであろう若者を、遠くからじっと見守る女性
「さよなら夏の日」(1991年)/ 山下達郎 作詞・作曲:山下達郎 山下達郎さんの名曲はさぞたくさんたくさんあるのでしょうけど、わたくし世代的には合っていながら、そんなに知らないんです。 あの世代の音楽はほぼサザンで終始したということと、あのやや粘っこい声が苦手だったのかなぁ。 でも、かみさんが買ったベスト盤を車で聴いてると、この歳になって「やっぱすごいなぁ」って思いますね。 「アトムの子」(1992年)とか、オリジナリティ、クリエイティビティがキレッキレ・・。 で、ここ
「幸せになりたい」(1990年)/今井美樹 作詞・作曲:上田知華 先日訃報がね、上田知華さんのね、ニュースサイトに上がってましてね。 実は昨年2021年の9月にすでにお亡くなりになってたとの事なんですけどね。まだ64歳。こればっかりはしょうがないですけどね。 シンガーとしての今井美樹さんが好きでいくつかアルバムを聴いてた頃があるのですが、その時にこの上田知華さんっていう作家にめぐり逢ってしまったんですねぇ。 もうね、センス抜群。 いろんな方に曲を提供なさったということ
「115万キロのフィルム」(2018年)/Official髭男dism 作詞・作曲:藤原聡 すっかり国民的バンドとして定着した感のあるヒゲダン。 我々おっさんが知らないインディーズシーンでさぞや活躍していたのでしょうけど、その名を世間に轟かせたのは「Pretender」(2019年)でしょう。街でのヘビロテ具合がすごくて、会社からの帰り道だけで3回くらい聞こえてきてましたからね。 島根大学の軽音楽部界隈から出てきたっていうから痛快な話じゃないですか。歌える気になって、弾け
「Rock'n Rouge」(1984年)/ 松田聖子 作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂 松田聖子の代表曲と言える「赤いスイートピー」を筆頭に、「小麦色のマーメイド」「秘密の花園」「瞳はダイアモンド」などなど、呉田軽穂ことユーミンが松田聖子に提供した曲は、どれもこれもため息が出るほど素晴らしい。 でもでも「Rock'n Rouge」を初めて聴いたときは幼心にド肝を抜かれました。曲調もコードも、当時としては「洗練」具合がハンパなかった。当のユーミンだって「っしゃ、いいの出来たわ
「ハルカ」(2020年)/ YOASOBI 作詞・作曲:Ayase 2019年「夜に駆ける」で鮮烈なデビューを果たして以降、街のどこを歩いていても曲が聴こえてくる状態になり、瞬く間に日本のミュージックシーンを代表するユニットとなったYOASOBI。 Ayaseの一連の曲は、自身の世界観がちゃんと確立されていて、コードも知ってるしアレンジも多彩。 そもそもボカロPということで、楽器の打ち込みからミックス、マスタリングまでカチッとやるので、出版側としてはさぞかし手がかからな
「真夏の世の夢」(1993年)/ 松任谷由実 作詞・作曲:松任谷由実 1972年がデビューと言うからもう50年ですか・・。 ずーっと最前線で時代を駆け続ける国民的アーチスト、ユーミンなわけですが、ディスコグラフィーを見てみると、デビュー後早い段階からヒットチャート上位を騒がせていたわけではないんですね。 この「真夏の世の夢」は当時、シングルとしては4年ぶりだったみたいですが、たしかに久しぶりにユーミンがヒットしたな、感がありました。 しかしまぁ、詞、曲ともにさすがさすがの