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生まれた瞬間、旅立ったいのち

大学病院で働いてたときは産婦人科病棟でした。

つまり同じ病棟で出産という「誕生」の場面と、看取りという「死」が混在するってこと。

まさに「いのち」に直結してる現場でした。

新しくこの世に生まれるいのち、
未知なる世界へ旅立とうとするいのち。

元々、いのちは巡るものだと直感的に、でも確信持ってそう思っていた私。まさにそんな出来事が…

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ある日、私はお産担当でした。
ご主人も立ち会ってのお産で順調に進み
「おめでとうございま~す」と赤ちゃんを抱きあげたた瞬間…

後輩が分娩室に走ってきて
「今でした…」と涙目で報告に来たんです。

そう、私の担当の患者さんがこの世とお別れをし、旅立ったんです。

その日は朝から状態が思わしくなく、ご家族を呼んで見守っていたんです。
もちろん、私もそばにいたんだけど…

悲しいかな、その日に限ってお産担当。陣痛と闘って頑張ってる新しいいのち。ママと赤ちゃんを守るのが私の大切な使命です。

複雑な思いで病室と分娩室を行ったり来たり…

そんな中のお産だったんです。
そして、同じタイミングでのお別れ。

生まれたばかりの赤ちゃんには関係ないことかもしれない。でも私はその子に逞しく、そして元氣に育って欲しい!!と強く思ったのを今でも思い出します。

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いのちって巡るものだと思うんだよね。

その人だけのものじゃなくて、ご先祖さまから紡いできて、この先もずっと繋がってくもの。

そんな場面に出会ってきて感じたことをお伝えしていこうと思ってます。


フツーに生活してたら
「生と死」って身近にないでしょ?


でも、人はみんな「死」に向かって日々生きてるわけで、避けて通れないものだから。

怖いとか、そういうことじゃなくて…
だからこそ、今生きてるってことをどう思うかってこと♡

女性へいのちを育める身体に生まれてるんだもん。いのちを繋げることができるってこと!

じゃあ、どんなふうにしていのちと向き合ってく?
そんなことを考える「きっかけ」を作れたらいいなぁと思ってます。

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