【少女漫画】綿の国星:未完であること、変化してしまったことが魅力なのかもしれない
要点:
未完であること、変化してしまったことが魅力なのかもしれないという話
作者: 大島弓子
概要:
自分が人間になれると思っている子猫の物語。主人公も周りの猫も擬人化して登場してくる。
感想:
この物語は未完だ。
だけど、未完だから、不完全だから切ない。
最初は人間になるために様々な猫と出会いながら成長していく話だったのだが、最後らへんからは自分が猫であることを気にしなくなっていったように感じます。
不定期連載が続き9年の時が過ぎたからでしょう。
ただ、私にはこの時間の経過で、意志も夢も消えていくような気がして切なくてならない。
大島弓子先生のか細くて壊れそうなタッチ。そして変化していくキャラクターの心情。
またまた、元祖猫耳美少女とも呼ばれるこの作品。まあ、どのアプローチから作品を見るかはかなり人によると思いますね。
全23話なので、比較的短く読める漫画だと思います。ぜひ。
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