かむはんぱれる。

ジャンルにとらわれず、癖のある作品を求めています。面白いものに出会いたい。感想をつらつらと書きます。 おすすめがあれば、ぜひ教えてください。

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ご挨拶

こんにちは。こちらに訪れて下さったことに、お礼を言いたいと思います。 このnoteは、いくつかの目的があります。 ①どの作品の何に惹かれたのか、自身のインスピレーションを探る ②自分の好きな作品を感想を通じて人に紹介したい 理由は自己探求です。 特に、自作から自分を探るのではなく、外側(自作をとりまくインスピレーション)から自分を探ることをしたいという思いがあります。 気持ちとしては、自分のみてきたもののログを残すつもりでやってみたいと思います。 作品について概要

    • #6 ホラー漫画の金字塔、伊藤潤二「うめく排水管」: 負の感情こそがエネルギー

      概要: 潔癖症の美人姉妹の姉に付き纏うオタク青年が、排水管の中に潜り込んでストーキングを行う話 作品名:  「うめく排水管」 作者:  伊藤潤二 感想: 日野日出志の「地獄小僧」にはまった頃。「新耳袋(アトモス)」という雑誌が売ってて伊藤潤二の特集があって知ったような気がする。 伊藤潤二傑作集の8巻だったはず。 他にも好きな話はあるのですが、特に「うめく排水管」が印象的だったので語りたいです。 ①ありえない。だからこそ怖いストーリーまず普通に考えて、人間が排水管

      • 毎回が最終回のアニメ《人造昆虫カブトボーグ V×V》:狂気は現実のアンチテーゼとなるか?

        要点: 消費社会で消費される運命と争う熱意の大切さについて考えようという話 ①カブトボーグとは何かについて(43話を通じて) ②この43話は消費社会のアンチテーゼではないか ③消耗品ばかりの社会で、どう気持ちを振り切ればいいのだろうか 作品名:  人造昆虫カブトボーグ V×V 第43話「心!サドンリー・ズームアウト・コンチネンタル」 概要: ボーグバトルは人生の縮図、男のロマン。 ボーグバトラーたちの日常と葛藤の物語(1話完結型)。 感想: ①カブトボーグとは

        • 70年代ロボット漫画《ザ・ムーン》: 最後に強いものが勝つ

          概要: 作者はジョージ秋山。1972年〜1973年週刊少年サンデーで掲載。全4話。 富豪が2兆5千億円かけて作った新たな神、ザ・ムーン。純粋な心を持った少年たちに、本当の正義を見つけ出してもらうため、サンスウ・シャカイ・カテイカ・タイソウ・ズコウ・リカ兄弟・オンガク・ヨウチエンという9人の少年少女にザ・ムーンを渡す。 ザ・ムーンは9人の心が揃わないと動かない。 魅力: ザ・ムーンは最強ではない。結局、力の強いものが勝つ。 ①それぞれの正義のために、水爆、財宝、老人問題、

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          80年代ホラー漫画《地獄変》: 地獄=ホラーという構図

          概要: ホラー作家、日野日出志の傑作のひとつ。血の美に魅入られた作家の自叙伝。 要点(魅力): 地獄=ホラーという構図。ホラーは身近にある。 ①地獄という視点が現実に置かれてる ②キーワードとグロテスクの印象 ③ホラーというあり方のひとつの解 感想: 見ての通り、俺はとても明るくて爽やかでハッピーだけれども、まんだらけに行くとよく、ガロが置かれているコーナーに行くことがあった。 そして、そのコーナーには大抵、日野日出志の漫画がまとまって置かれていた。 俺は『地獄小

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          リンダキューブアゲイン:世界を救わないRPG

          概要:世界を救わないRPG。 巨大隕石が迫るネオケニアの地、主人公のリンダとケンは隕石衝突までの8年間の間に、方舟に120種の動物たちを集める。 要点:何かが狂ってしまった世界のポケモン感が良い、という話 ①ゲームシステムが面白かった ②世界観に惹かれた 感想: みなさんは風邪をひいたときはどうやって過ごしますか? 俺はポケモンの赤緑をやるか、リンダキューブをやります。 そのくらいの頻度でやるくらいに好きです。 確かPS版の説明書にはゲーム説明漫画が載ってました。 動

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          【少女漫画】綿の国星:未完であること、変化してしまったことが魅力なのかもしれない

          要点: 未完であること、変化してしまったことが魅力なのかもしれないという話 作者: 大島弓子 概要: 自分が人間になれると思っている子猫の物語。主人公も周りの猫も擬人化して登場してくる。 感想: この物語は未完だ。 だけど、未完だから、不完全だから切ない。 最初は人間になるために様々な猫と出会いながら成長していく話だったのだが、最後らへんからは自分が猫であることを気にしなくなっていったように感じます。 不定期連載が続き9年の時が過ぎたからでしょう。 ただ、私にはこ

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