「インクルーシブデザインを通じて、社会的価値と経済的価値を共存させる」|CULUMU インタビュー
こんにちは、STYZ人事担当の増田です。
今回は、STYZの主要事業であるインクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」で社会課題と顧客課題の解決に向き合う中堅メンバーに「インクルーシブデザインスタジオへ参画を決めた理由」や「ここで成し遂げたいこと」について、お話を伺いました。
ー インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」への参画理由を教えてください。
デザインの社会的価値を追求できると感じた、CULUMUというフィールド。
インクルーシブデザインは、社会的価値と経済的価値を共存させることができるのではないかと思ったからです。前職の頃から、社会課題解決とビジネスの両立には関心があり、カンボジアの農村部のベンチャー企業で働く経験をさせてもらったりと、いろいろ模索しているなかで出会ったのがデザインでした。ビジネス分野ではデザインの有用性に注目が集まる一方で、その経済的価値ばかりが注目され、社会的価値が後回しにされたり、後づけされたりすることに違和感や葛藤を感じていました。その際、CDOの川合と出会い、CULUMUの方向性と自らの課題意識がマッチし、魅力に感じました。世界中にまだ多くの社会課題があるなかで、社会に取り残されてきた領域や人たちと一緒にデザインすることで、社会課題の解決を目指しながら、世の中にない新しい嬉しい体験を生むことに挑戦してみたいと思い、入社しました。
ー 実際に参画してからの社会課題・顧客課題に向き合う上での難しさや、やりがいを教えてください。
他者を特別視しすぎず、適切な共感を育てることの難しさ。「障害」を「個人の特性」と変換すれば、広がる可能性や視点がある。
障害のある方は、健常者と言われる私たちとは異なる生活の困難や工夫をされています。しかし、私たちは多かれ少なかれ、みんなできないことや苦手なことを抱えながら生活しており、その点で、障害のある方も私も同じ人間であるということに変わりはありません。障害のある方に対して「かわいそう」「助けてあげたい」という気持ちを持つことは、一見親切心や同情に思えますが、そこでは無意識のうちに上下関係を発生させています。プロジェクトメンバーが「かわいそう」マインドに陥ることなく、違う特性を持つ人間同士が学び合う場にできるよう、試行錯誤を続けています。
※CULUMUでは、「障害の社会モデル」の考え方に沿い、「障害」という表現を使用しています。
ー 関わるプロジェクトや日々の役割の中で、最もリーダーシップを発揮したエピソードを教えてください。
共創する方々全てに向き合うことを諦めない。
プロジェクトを進めるなかで、毎日が新しいことの連続で、常に新しいことに挑戦しています。CULUMUでは、さまざまな障害や困難を抱えている方と一緒にプロジェクトを進めています。そのため、インタビューやワークショップ1つとっても、その方の抱える障害特性の理解や必要な配慮など、一人ひとりと向き合いながら、適切なコミュケーションを考え、できるだけ多くの学びのある場を作ることを心がけています。従来のデザインプロジェクトはクライアントの方々と向き合うことに重きを置いていましたが、CULUMUではどちらの方も大切しながらプロジェクトを進めることに挑戦しています。
ー 最後に、今後STYZやCULUMUで成し遂げたいことを教えてください。
真の意味で多様な人々がともに存在し、新しい価値をつくる場を実現していきたい。
私の頭のなかのイメージでは、STYZのオフィスの隣にNPOやケア施設があって、みんなでご飯を作って食べたり、遊んだりする物理的な場があり、そこに団体さんがSyncableの相談に来たり、CULUMUのクライアント企業の方が来て、インタビューをしたり一緒にものを作ったり、使ってもらったり…
現在のようにプロジェクトごとにスポットで多様なセクターが関わり合うのではなく、STYZ自体が連続的に関わり合うエコシステムのようになったらいいなと思っています。
インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」では、新しい仲間を積極的に募集しています!
カジュアル面談も設けているので、ぜひ「話を聞いてみたい」と思っていただけたら、ご応募いただけると嬉しいです!募集ページにも弊社の情報がまとまっています、ぜひご一読ください!
CULUMU(株式会社STYZ)では一緒に働く仲間を募集しています!
民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる
STYZは『民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる』というミッションの下、約2,500の非営利団体が利用する寄付プラットフォームサービス「Syncable(シンカブル)」や、社会課題解決に向けた取り組みを促進させるソーシャルアクションプラットフォームサービス「BE+CAUS (ビーコーズ)」などを運営しています。 『あらゆる境遇を打破できる社会』をビジョンに掲げ、現行の仕組みにより生じる多くの小さな不都合を、様々な事業を通して解消することを目指します。
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