【専修】食べられるものも捨てられる
共同の圃場とビニールハウス内で育った収穫物の所有者は受講生だと、だいぶたってから聞いた。
収穫したものの中には、傷があったり、一部腐っていたりして、売り物にならないものも結構ある。
Top画像のトウキビは、一部受講生が「墓場」と呼んでいる場所に捨てられたもので、大半の粒が乾燥してしまっている。
「でも食べられるし」ともらって帰って普通通りに茹でて食べた。
噛みごたえがあって、ちょっとボソボソした感じだけれど、味は間違い無くトウキビだ。
トウキビは、収穫前に何かの菌にやられたり、カビたりすると、粒が酸っぱく変質する。
だけどこのように乾燥しただけなら、固いだけで、食べられる。
何本か食べているうちに、これはこれで美味しいと思うようになってきた。
そんなこんなで、捨てられたり、捨てられそうになったトウキビを何本ももらってきて茹でて食べている。
乾燥しきったトウキビを店頭で買うことは無かったし、今後も無いだろうけど、これは(一応)自分達で育てたものだから、食べられるなら食べてあげたい。
講師達や、大半の受講生は、売り物にならないようなものは、どんどん捨てる。
傷や不具合があっても可食部がある野菜を捨てることに抵抗を感じる人は、こういう事が講義中に発生すると、ストレスを感じるかもしれない。
菌太はそういうのが嫌いだから、出来るだけもらって帰る。
曲がったキュウリも、ツヤが無い茄子も、ちょっと緑がかった馬鈴薯も。
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【お願い】情報でも経験でも「初体験」の新鮮さや驚きが尊重されることがあります。受講中にどんなことが行われるか、知りたくなければ購入しないで下さい。
さっぽろ農学校 健忘録
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