アンガージュマン
娘が地域のマルシェ(やいと市)で初めての出店をした。
ことの始まりは「ゆめぱの時間」という映画に出てきた「こども横丁」をみた妻の感想だった。
「良いね。できないかな」と娘に提案した。
当然したことも実際にみたこともないものなので、少し尻ごみした。しかし、仲良しの友達と一緒にやってみると良いんじゃない?等々話し合い始めたら「おもしろそう!」とやる気に。
こども横丁は、企画・運営・会計・設営に撤去まで子供達自身でおこなっていた。
いきなりそこまでしなくて良い。仲間が増えてからで良い。
まず最初の一歩。大人たちがサポートと見守りをしながら、最初の一歩が肝心。
何のお店にしよう?何を売ろう?から始まり、
口出しと手出しを極力控え、見守った。
お店の名前は「シャカシャカポップコーン」
看板も手作り
「いくらで売ろう?」
初めてのお店だから値付けはとても大変!
当日はドキドキしていたことだろうと思う。
大人や学校の友達、先生が優しく見守るように買っていってくれていた。
会場の来場者数が減り、閉店すると決めた瞬間どっと疲れが押し寄せたようだった。
翌日、一緒にお店をきりもりした友達と集計。
数百円の赤字だった。
娘はそれがとても悔しかったのか、悲しかったのか、
まだ気持ちは聞けていないのだけど、
泣きじゃくっていた。
自分が8歳の頃、いや、中学生や高校生の頃だって、
涙が出るほど一所懸命になったことってあっただろうか。
真正面からぶつかり受け止めている娘に感心した。
特別な学校に行かなくたって
大人が用意すれば
地元で同等の時間を産み出せる