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マガジン「旅する学校 タイ編」 つくる

2019年に開催したBeNaturalWorkshop に参加してくださった方から感想をいただきました

その中の一節で、

「帰ってからものづくりにはまって
かごをつくりたくなって、つるかご作りました。
日本でも身近にあるものでつくれるもんやなぁ、と改めて思いました。
もっと自然とともに生きる生活を日本でもしないと、、、」

と綴られていました。
とても嬉しい感想です

日本から遠く離れたタイの村でワークショップをしたいと思った動機は、
sermの村で感じた豊かな暮らしや、近代化された街の暮らし、他人の子供を愛でてくれるタイの人たち、肌身で感じる風土、文化等々ひっくるめて体験して欲しかったからです。
それによって現代日本で暮らす自分自身が大切にしたいものとか、守るべきものが明確になると思ったので。

と言っても、この方は元々籠作りや版画といったことをされています。

子育てをしていると自分の時間なんてのは本当に無くなってしまうので、余計なことに気を取られている暇はありません。
だけど、貨幣偏重となった資本主義経済はそれを認めません。
経済活動の流れの中にいる私たちはその仕組みを回し続けるための情報にさらされ続けています。余計なものを与えられ続け、考える為に立ち止まることは許されないかのようです。

身近にあるものを活かすというのは、
身近にあるものを生かし感謝する祈りの行為そのものだと思います。
そのことに対し既成宗教や宗派は重要ではありません。
自分の暮らし、子供や家族や友人、仕事等、自分と他者との関係性の中に流れる時間を大切にすることは日々の小さな喜びを見つけることにつながります。

幸せというのは何処か遠くにある大きなものではなく、
日常の中にある些細なものだと思っています。
籠を編む喜び、子供に邪魔される不満、子供の成長を感じる喜び、
寄せては返す波の様に、幸せに大も小もなく、足すも引くもない。
自然と共に生きることで、
自然のように生きられるようになるのかも

手仕事に失敗がないのは、その失敗を次に活かせるからだと思うのですが、
そうすると無駄がないことになる。
失敗を認められるようになると、失敗することが当たり前になって、他人の失敗にも寛容になれる。と、少々楽観的になってちょうどよさそうな現代日本社会。

つくる
買って済ませないで自分で試行錯誤して作ることから得られる豊かさは時代に関係なく、
社会がどうであれ、限られた条件の中で自分なりの幸せを作り育む知恵を育てる行為が、
つくるということなのだと思います。

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3年前、一家で1ヶ月間タイにタイ在しました。 その時、必要とする方の参考になるかもと思いブログに綴ったものをまとめました。 当時、父、母、…

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