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変化する時代/2008.01.14
自転車のカタチも変化が少しゆっくりになっています。
あくまでたった「200年あまり」の変化です。
ある意味、カタチの成熟があるからだと思います。
私は近代において自転車のカタチ変化を見ることが出来た
からこそ、そう感じます
このブログで語っている古いパーツの多くは
1960-70年代でしょうか。
この時代のパーツには独特のデザインがあります。
今思うと懐かしいけど当時は「新しかった」。
当時にも懐かしいパーツはあったけど
最新のパーツでした。
そのサイクルがどうやら2010年以降はかなり
ゆっくりになりました。
性能差も。
当時は今のインターネットのように日進月歩。
新しいがすぐに古く、陳腐化する時代。
つまり
新しいモノを使う,買うワクワク
があふれていたのです。
だからこそ「買うワクワク」感があふれていました。
今のパーツにそれがあるのか。
もちろんごく少数ですけど当時のパーツを
集めて楽しまれてる方もいらっしゃいます。
しかし時代は残酷です。
当時のパーツを作っていたブランドや会社の
多くは廃業しています。
つまり当時の新しさはすでに賞味期限が切れています。
そのブランドも新しさを創るためには
変化し続ける必要があったけど
その変化を所有していたマニアが拒否した側面は
否定できないのです。
変化を恐れるな
言うは易しなんです。
私も当時のパーツで組立てられた自転車は
こっそりまだ所有しています。
しかし、すでに乗らないで数十年経過。
つまりこのまま捨てる運命です。
懐かしいだけではビジネスにはなりません。
そこには変化を恐れないというコンセプトが
必要だから