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ユーロ導入前の日常

私の仕事は「ユーロ導入前」のヨーロッパでの変化を
体験したタイミングとして位置づけられます。
それ以前は「ドイツ統一」がありましたが、この大きな
変革の時代にヨーロッパでの仕事は非常に刺激的でした。

当時の日常生活とは。

  • スマートフォンがないため、地図は紙のみ

  • 各国の通貨が異なるため、常に現地通貨を携行

  • 宿泊は電話で予約し、支払いは現金のみ

しかし、これらの当たり前も時代の変化とともに
過去のものとなりました。
現代ではスマートフォンがあればほとんどのことが
完結します。
かつての日常が存在しないのです。

今でも自宅には多くの「小銭」があります。
現地の国に行けばユーロに交換してもらえるはず。
しかし、ヨーロッパの銀行は日本とは異なり営業時間が短い。
日本の生活スタイルとは大きく違う。

コンビニは24時間営業し、ほとんどの小売店も土日に営業。
この利便性に慣れてしまうと、かつての可の地で味わった
不便さに耐えることが難しいかも。

ヨーロッパの多くの国は陸続き。
国境には検問所がほとんど存在しませんでした。
看板に国名が小さく書かれているだけ。
車で移動していると、いつの間にか隣の国に
入国していたことは珍しくありませんでした。
では、その国の通貨をどこで手に入れるのでしょうか?

簡単でした。
国境付近にはたくさんの「両替所」。
ああ、もうすぐ隣の国だなと思ったら、両替所に
立ち寄ることで完了。
今ではそんな両替所もほとんど存在しないはず。
時代は変化するので今はこの急激な変化を
受け入れることが重要です。

常に変化し、変化を受け入れることなくして
生き残ることは難しい。
でも今の便益もいつかは変化するでしょう。
その時に不便さを受け入れるかどうかは、私たちの
気持ちとは異なるかもしれません。

私の仕事も現在はスマートフォンが中心。
ウェブサイト作業はパソコン中心。
でもスマートフォン利用が主流です。
これも慣れてくるものです

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