【SKU無視の恐怖を脱出】リアル店舗のPOSのJAN在庫管理 or ネットショップのSKU
SKUって何?
JANって何?
なんか商品についてる数字や管理番号のことでしょ?
管理できる管理番号を知る
JANコードとは
JANコードはスーパーでお買い物する時に、商品についているバーコードの下に書かれている数字の事です。
■13桁の数字で構成された標準タイプ
GS1事業者コード(9桁または7桁)
商品アイテムコード(3桁または5桁)
チェックデジット (1桁)
■8桁の数字で作られた短縮タイプ
国コード(2桁)
GS1事業者コード(4桁)
商品アイテムコード(1桁)
チェックデジット (1桁)
国内の全商品の中で、どこの誰の何の商品か決まりがあり、任意の番号を付けることはできません。
SKUとは
自分の店舗内で商品を管理しやすくするためにつける英数字の番号です。SKUは任意の英数字をつける事が出来ます。
一番よくみるのはファッション業界の
ブランド名-商品番号-カラ番号-サイズ番号
の4つの分類を組み合わせた英数字30桁以内で管理します。
※ネクストエンジンは30桁
※クロスモールは20桁になります。
共通で使える記号は「 - 」ハイフンのみです。
リアル店舗のPOSシステム
POSシステムも幅広く存在しますが
・商品名
・JANコード
で在庫を管理します
複数ネットショップの在庫管理
複数ネットショップを管理する為には「ネクストエンジン」「クロスモール」等の在庫管理システムを使用しての在庫管理になります。
・商品名
・商品コード (SKU)
で管理します
リアル店舗 ⇔ ネットショップ の連携
JANとSKU はそれぞれの管理する範囲がわかれています。
管理する為には何が必要か?は
店舗さんが何をしたいのか?で変わってきます。
1.【リアル店舗だけ運営】
リアル店舗 ⇔ POS システム
※JAN コードで在庫管理
2.【ネットショップ1つだけ運営】
カート内の仕組みを使って在庫管理
3.【ネットショップ複数運営】
ネクストエンジン等在庫連携システムを使って在庫管理
※SKUで任意のコードを作成して在庫管理
4.【リアル店舗 × ネットショップ複数を運営】
ネクストエンジンを中継として使用し
リアル店舗の在庫POSとネットショップの在庫を紐づけて在庫管理
※JANコードとSKU 双方を使用して在庫管理をする
※中継はクロスモール等の場合もあり。
4.【リアル店舗 × ネットショップ複数を運営】を想定せずPOSシステムにJANコードと、その場しのぎでつけた商品名のみを登録し続けていた場合は、ネットショップの複数運営の時大きな課題となります。
JANだけで管理していた店舗の大きな課題とは?
■課題1
jan コードは「その商品は何か?」素材やサイズ全てのパターンそれぞれが違うコードになっています。
例えば 4902179022097 と 4902179022098
1つ違いの番号で
・同じ商品の色違いか?
・そもそも同じ物じゃ無いかも?
判りません。
商品名に 「2203年新作 ねこ柄長袖Tシャツ 赤」 って書いてあるし!これは、カラーサイズの選択肢がある? 1つだけの商品? 全ての商品が分類できるように統一されている?
■課題2
選択肢がある場合
同じ商品だと判る統一した管理番号 + サイズやカラー別の管理番号
最低でも
商品番号-カラー番号(サイズ番号)
にわける必要があります。
JAN コードを 商品コードとしてPOSに登録していた場合
赤 1234567890123
青 1234567890124
白 1234567890125
番号が違うので同じ商品として認識できません。
色・サイズ名なども一括で整理する事も出来ません。
在庫連携できるSKU
選択肢がある場合は、必ず
商品番号 - 選択肢番号
【タイトル】2203年新作 ねこ柄長袖Tシャツ
【商品番号】ts-20230001
【選択肢番号】
赤 -red
青 -blu
黒 -blk
【SKU】
ts-20230001-red
ts-20230001-blu
ts-20230001-blk
のようにわける事が可能な タイトル・管理番号を常に統一しておくことで、管理ができる状態になります。
JANコードをSKUに使えない?
結論としては、カラー・サイズ等の選択肢を今後も使わないと決定しているのであれば、JAN コードをそのままSKU として使用しても大丈夫です。
しかし
クロスモール・ネクストエンジン・楽天市場・メイクショップ等、数多くのシステムやストアは「何個登録したら●●円」と登録する商品点数によって毎月の維持費が大きく変わってきます。
① 100商品 × 5色 × 5サイズ で 100商品として登録するストアと
② 100商品 × 5色 × 5サイズ を JAN 単位の個別で 2500商品 として商品登録をするストアとは毎月の維持費が大きく変わってきます。
しかし、①と②とでは登録する時の店舗様の考え方で大きく難易度が変り、ご要望を再現する為の作業に対する人件費や販売できるようになる公開時期も変わってくるので、何が最善かは、それぞれ違うので②にしたら安くなる!!という事は無く②にしたが為に売れる時期を逃すと言う場合もあります。
連携出来ないSKU
「-」ハイフン以外の記号を使用した。
商品番号+ 選択肢 番号 を合わせた合計文字数が 30文字をオーバーしている。※クロスモールは20文字
Shopify は選択肢あり、Yahoo!は選択肢無し とストアによって商品の持ち方が違う。
ストアによってSKUコードが違う。
商品のSKUと選択肢のSKUを同じ物を入力している。
※そのストアで在庫連動が出来ても他のストアで連動出来なくなります。他の商品とSKUが重複している。
SKU は英数字 記号は「-」のみ20文字までがベスト
今までは、 英数字 記号は「-」ハイフンのみ 30文字と言う話をしていました。30文字はネクストエンジンを利用する事で在庫連動が出来るSKU のルールです。
クロスモールの場合は、更に少なく20文字以内のようなので何を使うかを考えておく方が良さそうです。
私個人的意見ですが、在庫連動のシステムは ネクストエンジン がお勧めです。
ネクストエンジンがお勧めの理由
打合せの時もスタッフの笑顔が多く親しみやすいです。
連携できるカートが多いです。
SKUが30文字と連携できる幅が広げやすいです
初期は店舗ごとのSKUがバラバラの店舗さんが多いです。スタート時だけバラバラでも紐づけする方法があります。
私もネクストエンジンのパートナーをしているので管理画面の状態をテストする事が出来ます。
商品タイトルを工夫する
JAN と SKU は目的と出来る事が違います。
どうしていいか判らないし…と JAN コードのみで運営している店舗様は商品名を工夫しておいて下さい
BRAND名 / カテゴリ名 / 商品名 / カラー名 / サイズ名 / 同一商品だと判る決まり
など、統一した区切れるルールで、商品管理用のタイトルを統一しておくと、後で作業がしやすくなります。
方法が変ったのでー!!!
と言う場合は、古い商品も、新しいルールに直す(又は不要な物は削除する)
Excelやシステムで作業では無い登録は、将来バージョンアップの時に泣きます(T_T)
普段ツイッターで遊んでます!
商品登録や移行作業に困ったらご相談ください!