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7/24オンライン座談会レポート

日時:2020年7月24日 13:00~15:00
zoomにてオンライン座談会

今日は初めて10人以上の開催となりました。
公立小学校教員の方、お子さんの不登校にお悩みのかた、学童支援員の方、発達障害のお子さん支援をなさっている方、ホームスクーラーの方など、様々な背景をお持ちの参加者で話が盛り上がりました。

●子どもたちが学校に違和感としんどさを抱えているが、それを言語化できないもどかしさがある。

●公教育における平等とは?
 機会の平等、学びの内容の平等、どちらかが優先されてしまっている?

●義務教育って、「絶対に学校にいかなくちゃダメ」ってことじゃないんだよ

●少人数学級を目指している。取り組みやメリット、考えられる課題(人員やスペースの確保)について

●「通級教室」に通っている。ありがたさは感じている。

  しかし、クラスに入るのはハードルが高い。
  クラスが怖いという生徒もいる。

 「登校支援教室」には元気にはいけるけど教室には入れない。

  
●せっかく遊び仲間のお友達つながりでギリギリが登校ができたが、部活の顧問からの叱責がきっかけで再度通えなくなってしまった。

●不登校のお子さんをもつ保護者の葛藤や不安(勉強がついていけないのではないか?将来はどうなるのだろうか?)

→元不登校の運営メンバの一人が、勉強は本人がやる気になるときが来ると思う。それからでも追いつくし、逆に休む時に休ませてあげないと、やる気になるときがくるタイミングや勉強の習得に時間がかかるかもしれない、とご自身の経験から語ってくれました。

 保護者自身の時間が無くなってしまうことへの辛さを吐露する人もいました。
 実際、低学年のお子さんが不登校になり仕事を辞めざるをえなたったこともある。

●学校で、家庭で、こどもの意思を聞く機会をどのくらいあるだろうか?子どもの環境づくりに子どもの意思は反映されているだろうか?

●学校じゃなくてもいいから社会と繋がりたかったこと。つながる地域の居場所の重要性について。

●お菓子作りにはまっているホームスクーラーA君、通信販売をしたいと思っている。
 飲食店勤務経験者の方が一緒にやろうよ!と盛り上がり、声を掛け合うような場面もありました。

●こどもには、とにかく生きていてくれればいい。不安や葛藤はあるけど、登校することで心が病むのであればいかなくてもいい。

●運営メンバの一人は、「いい子」だった。学校も休まず勉強も頑張ってきた。周囲の大人の期待に応えて成長してきた。
しかし、成人後、自分の内面の空虚さに失望し、心を病んでしまった。
子どもにはそうなってほしくない。勉強は二の次と感じている。

●現状の学校制度の中で民主的な学びの実現にはさまざまはハードルがあるので、地域の中で活動を考えている。
 有名無名問わず、一生懸命生きてきた人をゲストスピーカーとして迎えるイベントを飲食店で開催予定とのこと。

【座談会終了後の参加者からの感想】

●参加者の一人である小学校教員K先生からサドベリーのお話がでましたが、K先生のような先生だったら息子も楽しく学校生活を少しでもおくれたのかなと思うと悔しい気持ちで涙がでます。
公立の学校はすべての子ども達に開かれているはずの場所なのに、学校はその努力をして学校そのもののあり方に疑問をもち変えていくべきなのに「フリースクールへいけばいい」と軽々しく学校側が言わないでほしい、悔しいです。

●学校現場にいながら、自分の思いにそうことなんてほとんどできないのが歯がゆい。

●いつも思うことだが、学校の、学校以外の選択肢が少ないことが問題。

●今でも、こどもが学校を休むと内心はざわつくが、今日の座談会で、生きていてくれればいいと願ったことを思い出させてもらいました。

●いろんな立場のいろんな意見をきけたことで学びになった。参加してよかったです。

以上、今日も時間が足りないくらい話が尽きませんでした。
それぞれの立場で、それぞれの気持ちや考えを交わす中で様々な気づきを得ることが座談会の醍醐味です。

Cuddleでは、不登校のこと、子育て、教育のこと(国内海外問わず)、子ども達の、私たちの未来のために今、何ができるか。
語ってみたい、学んでいきたい、悩みを聞いてほしい方、オンライン開催では全国どこからでもご参加いただけます。
多数のご参加をお待ちしております。

次回開催については後日ご案内いたします。

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