2歳児の食事について
息子、2歳2ヶ月。
食べムラあり。(保育園の給食、おやつはほぼ完食。家では基本主食は食べない、「昨日までパクパク食べていたので親が好物認定するも今日は見向きもしない」現象しばしば、案外渋い副菜を黙々と食べていたりする、ご飯は八割残すくせにおやつをせがむ等、子育てママ界隈でよく聞く食べムラ、偏食エピソードはほぼ経験済み。)
この本。離乳食初期から(私の)思うように食が進まない息子との離乳食ライフに悩み、疲れ、救いを求めて買った本。
Amazonの履歴によると2020年1月26日購入。
当時息子8ヶ月弱。
スムーズに進んでいれば離乳食中期といったところか。
あんなに息子が食べないことに悩んで食事の度に憤慨していたにも関わらず、どれくらい食べなくて(あるいは食べて)、どんなものを出し、何回食であったかなどの記憶はほぼない。
ただ、完全母乳育児で、離乳食を始めたからと言って授乳回数が減ることはほとんどなく、今考えてみると息子は母乳だけで満足しているようであった。
この本には
「健康であれば、子どもは常に、自分がどれだけ食べなくてはならないか、正確にわかっている」
とあり、さらには
「年齢が低ければ低いほど、完璧にわかっている」
とまで記されていた。
親の役目は
食事の内容、食事をいつ出すか、どんな形で出すかを決めるのみ。
出てきたものを食べるか、またどれだけ食べるかは子供が決めること。
だそうで、バラエティに富んだ食事を出してさえいれば子供が必要な分だけ自分で判断して食べると繰り返し書かれていた。
(※成長曲線にしたときにまんべんなく体重も身長も増えていて、元気に育っていることが前提)
それを読むと私は一種の諦めがつき、離乳食を与えることに対し少し気が楽になった。
そしてこの本は6歳頃までを対象にしたもので、離乳食期だけではなく、当時の息子より大きな幼児期の例や摂食障害の子供に対する食事の与え方まで書かれていたため、完読することなく絵本と一緒に本棚にしまわれていた。
その後一度も悩まなかったわけではないが(むしろ常に何かしら不安はあった)、1歳半を過ぎ大人と同じ献立がほとんど食べられるようになり、食事の用意もかなり楽になった。
なんとかここまできた感がある。
そして更に息子は成長し、会話ができるようになった。
やはり食べムラがある息子に私は
「ご飯全部食べないとアンパンマン(テレビ)観れないよ/お菓子食べられないよ」
などと毎日言っている。
どうにも疲れている時は
「せっかく作ったのに」
「もうママご飯作るの嫌だよ」
などと2歳児相手に漏らしてしまい、時に罪のない子供を睨みつけてさえしまう。
「ご飯食べないと〜できないよ」に関してははじめはあまり効果がなく、すぐにごちそうさまと言ってはお菓子が食べたいとせがんでいた息子が、最近は私に食べさせられながら黙ってほぼ完食するようになった。
ご飯でしっかりお腹が満たされお菓子を食べなくなったのはいいが、果たしてこれでいいのだろうか??。
心なしか無理して食べているようにも見える。
あの本にはたしか、親が食べさせることをしてはいけない、「食べないと〜しない」など脅迫めいたことを言ってはいけないと書いてあったのではないか。
前置きが長くなり過ぎたが、この本をまた読み返した。
やはり食事に関して子供にプレッシャーを与えるのは悪影響であること、そして幼少期に食事中の雰囲気が悪かったり、親にいつも怒られるなどしていると、大人になってもそれが苦い思い出として残り、偏食などに繋がることが書かれていた。
私の食事中の子供に対する態度は、息子が大人になっても思い出す苦い思い出に十分なり得るのではないかと思った。
子供の「食への興味」を削いでしまうのではないか。
それだけは避けたい。
私自身「食べることしか楽しみがない」としょっちゅう口にするタチなので、子供の「食べる楽しみ」を失うというのは実に罪深いと考える。
知らず知らずのうちに(いや知っていたので更に罪深い)子供へ食事に対するプレッシャーを与えて、時に傷つけ、苦い経験をさせていたのではないか。どんなに小さな子供でも意思を持っていることを忘れてはいけない。
また今日から食事中の態度を改めようと思い、この長い長いブログを書いた次第。
子供の食について悩むことがあれば、読んで損はない一冊なので、おすすめします。
(ブログの締め方がわからない。)
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