風と凛
『長めの日記』 新月の夜、この街はどれくらい深いだろう。住む場所が変わるたび、星の数に目を凝らす。藍を下染めにした、紋付の最高級の黒染め。檳榔子黒。青みを含んだ上品な黒に、高く伸ばした指先。夜の深さを測ってみる。明日は、上弦のいちばん薄い月。
『つぶやき』"and the true-love knots lurked in the bottom of every teacup"
『東大生化学者から、伝えたいこと』好奇心のバトンを何百年も走らせて、今ここに明らかになっている人類の叡智。宝石が散りばめられたせっかくの地図を、何かの形で共有したい。ずっと思っていました。健康(=医・食・美)を主軸に書きます。(どんな情報にも偏りがあり、しばしば主観も含まれます。ここの言葉は私自身の見解であり一切の責任は負い兼ねます。世界に溢れる情報の1つとして受け取っていただけると幸いです)
蝉の声を聞いてはっきりと落ち着くようになったのは、この夏のことだ。 山にかこまれた故郷では、騒がしいほどそろって鳴き続ける声と、ジリジリとした暑さの到来は、当たり前にセットでやって来た。 蝉が鳴き出すと無意識のうちに、あぁ梅雨が明けるんだ、と本格的な暑さに身構えたものだ。 これが、東京にきてからなくなっていた。だから夏が来た実感が湧いていなかったのだ。 谷中霊園の並木道。 陽と蔭とのコントラストが、ここでは特別に、活き活きと浮き彫りになっている。 汗ばんだ肌の熱も、髪を揺ら
月坂弦『苦悶の貴女へ、ドクダミを摘みながら。』からhttps://note.mu/ifname_i/n/n7eb6a1a91879 涙がこぼれて、ソファーにちょんぼりと座ったズボンを握りしめても止まりそうにない。外に出てドクダミを摘むことにした。 どうしてそんなにポジティブなの? どうしてそんなに行動力があるの? どうしてそんなに楽しそうなの? と聞かれることがしばしばある。たしかに、相対的に見るとそう見えるのことがあるのかもしれない。そしてたしかに、そういう側面が真実
紫陽花のぼんぼりが雨の町を照らす季節は、一日の気温差が激しい。 今日は夏を予感する暑さだ。 ↓(つづき)『ぼんぼりの森』 https://note.mu/ifname_i/n/n10c8b71b059c 「月坂弦」です。ここでよくスキを押してくださっていた方々に読んでいただきたい記事をたまにあげようかな、と、久しぶりに開きました。 今後はここは「風と凛」として残して、上のリンク先のアカウントで note やツイートを更新します。よろしければこちらもフォロー・ご贔屓いただ
ここで言う愛とは、ある時は木漏れ日がつくり出した陽だまりのように穏やかで、ある時は烈火のように熱いだろうけれど、いずれも健やかな愛である。|活きながら生きる世界 新アカウントの新しい記事です。ご一読いただけると嬉しく思います💐 https://note.mu/ifname_i/n/nb802a9a1d46b
今もなお人類に影響を与え続けている思想家、孔子は『論語』の中で「ものごとを楽しむ人には誰も勝てない」という法則を、2500 年も前に説いている。 という文章、違和感がありませんか? 数々の法則を示し、そして多くの問いを後世に遺した物理学者のアインシュタインは、100 年前に重力波の存在を予言していたのだ。 この文章には違和感はない。 思想や哲学というのは「人類が積み重ねてきた叡智の上に、また次世代の人類が積み重ねることによって進化する」というよりむしろ「ひとりの人
『桜の森の満開の下』坂口安吾 咲き乱れた桜が梢を清らかな若草色に託してはらはらと舞う。手に取るのは満開の季節より、今がぴったりだと思う。 読んだことのないかたは是非。https://note.mu/cucizucchelamusa/n/n97bae148deb7
この頃はわりとTwitterに呟いたり呟かなかったりしています。よろしければメディアをこえて鳥さんの方でもお知り合いになれると嬉しいです。(@ItoTsukisaka) noteのプロフィールから飛べます。
言葉を尽くして丁寧に紡ぐ側の人間にとって、それは祈りであり、愛であり、ユーモアであり、喜びであり、呪いだ。
絶望の先には希望がある、これを絶望の中で口にするのはとても難しい。それは、その絶望自体を克服した未来こそが希望だと信じるから。もっと強い光が差して暗闇が晴れることを考えられない。私はもう少し、絶望自体を克服した未来の光を信じるけれど。 くそよわっちいなじぶん、とあらためておもったひ。ひとりでもつよく、まえをむいて、いきねば。
三十八、歳の離れたお友達から絵手紙が届いた✉️うららかな春空の水色の爽やかさや若草を舞う蝶々の可憐さが浮かんで、風に乗って神戸の春の足音が聞こえてくる。1年前のドライフラワーが日に焼けてすっかりしろくなってしまってきていたので、その上に飾ったら、ぱっと明るくなった🌼
自己嫌悪の感情がMAXに達しつつある。だめな傾向。そういうときは空気をいっぱい吸うより、知識と物語をたくさん吸い込むの。胸がいっぱいでいっぱいで涙が溢れそうなときは、頭を新鮮なものでいっぱいにいっぱいに。
新幹線に乗ると、きまって途中で Google Maps を開いて、ものすごく速くすすむ私の青いまるを眺める。
自分のことが好きになれない。。文字通り自信がなく、周りにはよく、どうしてこんなに自己肯定感が低いのかと言われる。 私自身も、できることなら自信家でいたいし、自分を好きでいたい。 「好きになる」に関してはまだ良い。自分が自分を嫌っているなんて自分がかわいそうだからなるべく「いいじゃん」って思うようにしているし、自己肯定感は低いけれど自分を大切にできる人間ではあるので、実際「かわいがる」という意味では、好きでいられる。 問題なのは「自信」のほう。 ずっと模索してきたけれど何も湧
夜ごはんを待つ時間の読書📕小学校のときの鉛筆とかキャップとか消しゴムとかメモ帳とか付箋とか。。今でも使っていたりします☺️💐おばあちゃんになっても使っていそう🤔
Twitter方からリクエストをいただき、手洗いうがいのnoteを加筆しました。 https://note.mu/cucizucchelamusa/n/ne33754a1949c
ご飯を食べていると、ガラスの壁の外に、コートを着込んでマフラーを巻いた男女がふたり、手を繋いでメニューを眺めている。手袋でなくいとおしい人の手を握り、身を寄せ合いながら歩くすずやかな夜は、儚く暖かな永遠だ。