スプーン一杯の幸せ
毎年恒例だった連休Uターンラッシュの報道を、また目にする頃になりました。
ある意味、GWらしさが戻ってきたとも言えますね。長く運転を担当された皆さん、お疲れ様です。
ぜひ最後の数日こそ、ご自分に褒美をあげてほしいなと感じます。
家族のためにやむなくはまる渋滞以外にも、
トラブルだらけの仕事が一区切りついた時。
勉強で成果を上げた時。
誰も褒めてくれない家事を頑張った時。
自分なりの親孝行をした時。
否応なく流れ過ぎ去っていく日常のただ中で
折々にそっと自分にご褒美をあげたくなる瞬間が、
生きていればさまざまあるもので。
恥ずかしながら、私のご褒美は食べる専門。
ひと仕事終えたあとなどに、仕事仲間と甘〜い美味を頂く楽しみは、ずっと欠かせないものです。
…とは言え哀しきかな、寄る年波には勝てず。
生クリームたっぷりのケーキが大好き、だったはずが😭
とびきりの味わいでも、完食が厳しくなることが増えました。
特に、記念日などにホールケーキを作ってしまった翌朝、切実に感じます。
そんな時でした。
スポンジとアイスクリームを混ぜて凍らせた、セミフレッド（半分凍った）というイタリアのドルチェに変身してもらうのを突如ポン、と思いついたのです。
余ったケーキをフルーツごとコロコロに切りわけ、
残ったチョコクリームにさっくり混ぜ
それをバットに流し、冷凍庫で一晩…寝かせます。
ただ切って混ぜるだけの、即席なセミフレッドで
さほど期待はしていなかったのですが、
出来上がりを切り分け、パクッと味見してみたら…
スポンジのおかげでカチンコチンにもならず。
思わずふふふっ、と笑いたくなるほど嬉しい味わいでした。
残ったケーキをあのまま冷蔵庫で冷やしていたら、
きっと翌朝には、早めに片付けなくちゃと、
無理に大きめの1ピースを平らげてしまったりしているでしょう。
出来立てセミフレッドは、小さく切ってナッツを添え、デミタスカップ一杯分に。
冷凍庫にある安心感も手伝い、
ひと口ずつチョコチョコ🍫と、ご褒美をゆっくり楽しめるようになりました。
毎朝起きてすぐ口にするものや、
朝晩のごはんなど、
身体に優しいもの、健康でいられるものを、と心しつつも
しみじみと「美味しいよなあ…」と感じ入るものに限って、脂肪にプリン体に糖質、塩分と
（特に私たち世代の）身体にはあまりよくないものがかなり多め。
心底悩ましいです。
食べることで元気になる！
大袈裟なようですが、それが我が人生のテーマ。
全て禁じるのではなくて
美味しいものをちょっとだけ…♪
根が、超のつく単純ですから、
そんなちょっとしたご褒美があると思えば、
からだに良い習慣の方も、より無理なく続く気がしています。
ほかにも…
牛肉なら特選カルビを一枚。
うにや、いくら、
濃厚なクリームもスプーン一杯。
クリームたっぷりのコロッケも、スプーンフルサイズに。
それにお酒も…ですね。
なが～く楽しみたいなら、少しずつ。
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長く生きていると、
さまざまなことに出くわすと思います。
でもね、
起きる出来事そのものは
実はそんなに強い意味はなく
幸不幸の意味の殆どは自分で色分けしてしまっているのだ…と言う話を最近聞きました。
不足や不満を愚痴ったり、
泣き言を言ったりして過ごすよりは、
こんなスプーン一杯の幸せのかけらでも
嬉しい気持ちで拾い集めているほうが
きっとずっと、楽しいしね。
…なんだか、
好物を我慢できない自分を
巧みに正当化しているだけ、のような気もしますが…σ(^_^;)