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食は生きる喜び。医療現場の「食」を支えるCUCフーズの挑戦
国内の医療課題の解決に向けて、さまざまな事業展開を行っている私たちCUCグループでは、医療の「食」へのアプローチも行っています。
CUCのグループ会社のひとつCUCフーズでは、病院や介護施設に向けた給食事業を展開しています。同社では、「医療という希望を創る。」というグループの理念のもと、安全面や栄養面はもちろんのこと、患者様に食べることの楽しさや喜びも感じていただけるような食事づくりを目指して挑戦を続けています。
今回はCUCフーズの代表取締役 池田周一さんから、同社の事業にかける想いをお伝えします!
◾️お話を伺った人
池田 周一
株式会社シーユーシー・フーズ 代表取締役社長。株式会社シーユーシーにおいてもマネージャーとして国内医療機関のコンサルティングに携わる。「現場で医療者たちと一緒に汗をかくこと」が信条。
生きる喜びである「食」の質を高める
CUCフーズでは、病院や介護施設を対象に、安全でおいしい病院食・給食を提供しています。現在はCUCグループの経営支援先を中心に、静岡、東京、神奈川、愛知など全国的にサービスを展開しています。
医療において、食事は「治療の一環」として重要な役割を果たします。患者様の回復や健康管理のために適切な栄養管理をすることはもちろんですが、そもそも食は人間にとって、生きる喜びであり文化的な営みでもあります。
患者様にアンケートをとると、施設の満足度には食事の質が大きく関わっていることがわかります。「今日のメニューはなんだろう」と、毎回の食事を、皆さまとても楽しみにしてくださっているのです。食事の質の向上は、すなわち施設の質の向上。医療経営支援のエキスパートであるCUCグループだからこそ、コスト管理や病院との連携もしっかり行いながら、患者様、入所者様に喜んでいただけるおいしい食事の提供を行っています。
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CUCグループのシナジーを生かした病院との密な連携
CUCグループとして給食事業を開始したのは2018年のことです。
昨今、人手不足や物価上昇による食材費の高騰はますます加速し、病院・介護施設の経営を圧迫しています。そのような状況下で、CUCグループが給食事業に取り組むことは、経営支援の一環として大きな意義があると自負しています。
サービスの提供先は、CUCグループが経営支援を行っている施設が中心です。そのため、すでに顧客との信頼関係が構築されていて、病院で働くスタッフとのコミュニケーションが取りやすい特徴があります。
一般的な給食業者においては、委託先と委託元という関係性から、時に病院スタッフとの間に距離感が生じ、スムーズな連携が難しい場面も見受けられます。
当社においては、すでに構築された病院との信頼関係のもとで密に連携できるからこそ患者様の健康に寄り添う食事が提供できていると自負しています。
「ごちそうさま」の笑顔を目指して。心に届く食事づくりへの挑戦
食事をつくり、提供する人にとってなによりも嬉しいのは、食べてくれた人の「ごちそうさま」という笑顔なのではないでしょうか。私たちCUCフーズは、単なる業務委託先として食事を提供するのではなく、その先の病院・介護施設、そして入院患者様、入居者様までつながることができるような業務のありかたに挑戦しようとしています。
たとえば、調理スタッフが病棟に出向き、レストランのシェフのように患者様に食事の感想を聞いてもらうような取り組みもしたいと思っています。そこで「ごちそうさま、おいしかったよ」という声が直接聞けたら大きな励みになりますし、新しい調理の工夫の参考になるような意見も聞けるでしょう。
こういった新しい構想も、既存の医療機関事業で病院との関係性の土台のあるCUCグループだからこそできることです。当社と支援先との合同勉強会を開催してコミュニケーションの機会を増やすなど、できることから少しずつ取り組みを進めています。
また、給食事業そのものに関するニーズは、施設ごと、地域ごとにも異なります。たとえば人手不足の地域はセントラルキッチンにして効率化を図る、都市部では逆に特色を出せるようメニューの質の向上や多様化を提案してほしいという要望もあります。
これも一方的なリクエストに応じるのではなく、施設と私たちCUCフーズが対等に議論して体制をつくっていくことが、今後求められることでもあります。そういった挑戦も今後メンバーと取り組んでいけるのが楽しみです。
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医療という希望の担い手であるスタッフの働きやすさを向上する取り組み
CUCグループが掲げる「医療という希望を創る。」というミッションは、CUCフーズで働く皆さんにも共感し、自分のものにして仕事に向き合ってほしいと考えています。今後、研修などを通じてミッション浸透の取り組みを進めていきます。
また、希望を創る担い手であるスタッフにとって働きやすい職場環境を整えることも推進しています。人事労務のサポート面では、ストレスマネジメントやハラスメント研修、さらにはコミュニケーション研修や自己啓発型研修など、CUCグループで行っているものをCUCフーズでも展開していきます。
さらに、キャリア・スキル面でもさらなる充実を図っています。先日は調理スタッフの要望により、病院のスタッフの方に協力をお願いして嚥下食に関する勉強会を開催しました。これもやはり経営支援でしっかり病院・福祉施設と連携が取れているCUCグループだからこそ創出できる、スキルアップの機会だと考えています。
今後、業務時間とのバランスや各事業拠点の安定を図りながらも、時間をかけて整備していく考えです。CUCフーズは今後もどんどん進化していきます。食を通じて「医療の希望」を担いたいという方と、一緒に進化の道筋を創っていきたいですね。
一緒に「医療という希望」を創りませんか?
今回ご案内したCUCフーズでは、採用を強化中です!
もし私たちのミッションに共感いただき、「一緒に働いてみたい」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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