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【キャリアパス、教えてください】在宅医療の支援を続けて10年。スペシャリストとしてひとつの道を極める

医療現場からバックオフィスまで、さまざまな職種が集まるCUCでは、働く一人ひとりが主体的にキャリアを描くサポートをしています。今回はCUC内の代表的なキャリアパスを紹介するとともに、実際に働く社員がどのようなキャリアを築いているのかご紹介します!

CUCで描けるキャリアパスとは?

まず、CUCには大きく分類すると、主に3つの職種群があります。

①医療現場運営職
例)拠点マネージャー、統括マネージャー(MD)、エリアMDなど
経営支援先の病院・クリニックに常駐し、現場に深く入り込みながら改善点を見出し、経営プロセスに伴走しつつ、解決に導く役割を担います。
②事業開発職
例)運営統括、事業企画、海外事業推進、新規事業企画、DX推進など
医療機関事業をバックオフィスから支える運営統括や戦略策定から携わる事業推進など、ビジネスを推進する役割を担います。
③コーポレート職
例) 経営企画、人事、総務、経理、財務、IT、広報など
組織全体の運営や戦略を支え、事業の各部門が円滑に事業を進められるようにバックオフィスから事業をサポートする役割を担います。

CUCでは、自主的に異動を希望しグループ内のポジション公募に応募できる制度「Dream」や、将来形成したいキャリアを会社側に伝える「自己申告制度」など、多様なキャリアパスを描くための社員の主体的なキャリア形成をサポートしています。

ひとつの道でスペシャリストを目指すことはもちろん、医療現場での知見を活かし企画などのバックオフィス職にチャレンジする、もしくはバックオフィス職での経験をもとに医療現場で活躍するなど、幅広いキャリアパスを描くことができます。

今回は、実際にCUCで働く社員はどのようなキャリアを描いているのか、3つのキャリアパターンでそれぞれ先輩インタビューを行いました! 

本記事では医療現場運営職のスペシャリスト、上野さんのインタビューをお届けします。ぜひ、CUC入社後のキャリアの参考にしてみてください。

医療現場運営職10年のスペシャリスト・上野さんのキャリア

今回ご紹介するのは、現在上信越地域を統括するエリアMDとして活躍している上野大祐さんです。上野さんは一貫して医療現場運営職としてのキャリアを重ねており、10年にわたり在宅医療領域の経営支援に携わっています。

大学卒業後、サービス業を経て、2014年にCUCの前身であるエムスリードクターサポートに入社。訪問診療をサポートするサポートスタッフにはじまり、クリニックを統括する拠点マネージャー、エリア統括するMDを経験してきました。

上野大祐さんのキャリア変遷
大学卒業〜:販売員、リバーガイドなどのサービス業に従事
2014年12月:CUCの前身であるエムスリードクターサポート入社
2015年〜:支援先の訪問診療クリニックにて医師の診療を補佐するサポートスタッフとして従事
2017年〜:名古屋にある訪問診療クリニックを支援する拠点マネージャーに就任
2019年〜:実行支援チームとして全国横断的に医療機関をサポート
2021年〜:千葉県の医療法人を支援する統括マネージャー(MD)に就任
2022年〜:西日本エリアを統括するポジションに就任。多くの新規開設を支援する
2024年〜:上信越エリア全域を統括するエリアMDとして活躍中

医師のサポートからスタート。マネジメント職、エリア統括へ

──はじめに上野さんの現在の業務内容を教えてください。

(上野)今は主に上信越エリアの訪問診療クリニックの経営支援を統括するエリアMDとして働いています。クリニックを経営支援する拠点マネージャーを育成し、それぞれの地域でより愛されるクリニックになれるよう、その運営を支援・推進することが役割です。

── CUCに入社した当初は、どんな仕事に携わっていましたか?

(上野)もともとは経営支援先の訪問診療クリニックに常駐し、訪問先の現場に帯同するサポートスタッフ職として入社しました。医療業界はまったくの未経験でしたので、当時は医師の送迎、物品の運搬、カルテの入力補助などが主な仕事でした。

先生たちと一緒に介護施設や患者様の居宅を訪問し、診療のサポートを行うなかで、患者様との接し方や、関係性を構築するうえで大切なことを学びました。最初の2年間の現場経験が、私のキャリアの原点になっています。

── サポートスタッフ職の次のキャリアステップを教えてください。

(上野)2016年9月に名古屋に転勤し、経営支援先のクリニックの運営支援を統括する拠点マネージャーのポジションに就くことになりました。新規開設拠点の運営支援や、スタッフの採用・育成が主な役割でした。

はじめて組織をマネジメントする立場となり、スタッフをはじめとする関係者との信頼関係を構築し、クリニックを適切に運営していく難しさに直面しました。

── どのような点に難しさを感じられましたか?

(上野)拠点マネージャーとして支援に入るクリニックの中には、支援先の医療機関によるM&Aを通して新たに仲間に加わったクリニックもあります。

支援先のスタッフから見ると、私たちCUCの人間は「支援する側」として新しく外から入ってきた立場なので、はじめから100%信頼します、とはならないのが当たり前なんですよね。

当時の上司からは「みんながやりたがらない仕事に率先して取り組んだらいい」というアドバイスをもらい、現場の夜間待機や書類・カルテの整理などを引き受けながら、訪問診療の制度についても人一倍勉強をし、支援にあたっていました。

この仕事を通じて、時間をかけて自ら行動し、地道に信頼関係を築きながら、クリニックで働く方々の意識をひとつの方向性に統一していく経験を積むことができました。最終的にはそのクリニックの良さを周囲の方に知っていただき、患者様からも信頼を得られる拠点になっていくことが自分にとっても大きな喜びでした。

その後、一度訪問診療の現場を離れ、今度は病院を対象にした経営支援を行い、外来や入院など、在宅以外の医療の現場を勉強しました。その後、また在宅医療の領域で複数拠点の運営支援を統括するMD(統括マネージャー)、特定地域の拠点を統括するエリアMD(現職)になりました。

ひとつの領域で経験を重ねることは、強みになる

── 10年以上にわたり、医療現場運営職を続けている理由を教えてください。

(上野)日本で在宅医療を担う施設は、まだまだ足りていないのが現状です。本当は過疎地へも医療をもっと届けたいのですが、利益をきちんと確保できなければクリニックの運営はできません。だからこそ、クリニックの経営を支援することで継続的に黒字運営ができる仕組みを作りたいと思っています。

私自身、自分の父親が亡くなったときに在宅で看取ることができませんでした。その後悔がずっと残っているんです。今、私たちが支援しているクリニックを利用する患者様とそのご家族の多くは、人生の最期を自宅で過ごす選択をしています。それを支える医療現場で働く方々を、私は本当に尊敬しています。

もちろん、人の命に直接関わる現場ですので大変なこともたくさんあります。それでも、私はこれからも変わらず在宅医療に関わり続けたいと思っています。

── CUCは、上野さんにとってどんな環境でしょうか。

(上野)何よりも患者様を第一に考える姿勢と、「医療という希望を創る。」という想いに共感しています。私が働きはじめてから10年間、ずっとこのミッションが一貫していてぶれていないので、会社として信頼しています。

── 特定の領域で着実にキャリアアップされてきた、ご自身のキャリアをどう捉えていますか?

(上野)サポートスタッフ時代は患者様と対話すること、拠点マネージャー時代はチームでものごとを成すこと、MDになってからは頼もしい拠点マネージャーの育成と、事業成長の支援を通じて地域に愛されるクリニックを作ること。同じ領域であっても、役割が変わることでどんどん視座が上がり、仕事に感じる面白みも変化してきました。

ひとつの領域で現場経験を積み、現場を熟知していることは、キャリアを重ねていくうえで圧倒的な強みになります。自身の対応力や決断力が研ぎ澄まされるだけではなく、頼れる仲間が増えていくことも大きな価値だと思っています。

一緒に「医療という希望」を創りませんか?

社員の数だけ異なるキャリアパスがある。そんなCUCグループでは、一緒に「医療という希望」を創っていく仲間を求めています。

もし私たちのミッションに共感いただき、「一緒に働いてみたい」「ビジネスパートナーとして協業してみたい」「話だけ聞いてみたい」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください!


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