日本の接客が「丁寧すぎる」事について語り合いたいのです。
「お客様は神様なのか?」
皆様は海外で接客を受けたことがありますか?
もしなければ是非海外に行って接客を受けてみてほしいです。
店員はガムを噛みながら、ほかの店員と話しながら、もしくは無言で対応してくるかもしれないからです。
だが、これは別段珍しいことではありません。
「日本以外では普通なのです。」
今回の議論テーマは「日本の接客が丁寧過ぎないか?」について語り合いたいです。
「お客様は神様精神」はどこから?
割と古く、1960年に演歌歌手の三波春夫さんが初めて発言したことから広まりました。 が、真意として本人はこう語ります。
「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」
三波春夫さんの「お客様は神様です」より
「お客=完璧な芸を見せ喜ばせる相手」と三波さんはおっしゃっています。
さすがは演者といったところです。
自分が商品ですものね。
が実際のところこれをお客側、サービス側がどう捉えたのかというと
「お客=偉い」
この方程式が1960年ごろから定着してしまったのですね。
そうなると約60年後の今、どのように変化を遂げるのでしょうか?
その頃のスタッフや消費者が「お客様は神様でしょ?」と思い込み、それを疑わないのです。
もしかしたら、その頃の人たちは今は社長や中間管理職などにになっている人も多いのではないでしょうか。
その頃の人たちは、スタッフにも「お客様は神さま」を強要することもあるでしょう。
今、接客業で働いている人たちは消耗していくばかりです。
海外の接客論
良くも悪くもみな平等な海外(特にアメリカ) 完全に平等とまではいきませんが、とてもナチュラルな接客です。
これは根底に宗教の影響もあるのかもしれません。 アメリカには自由と平等の精神があります。
また日本とは違いチップ制度でもあります。 日本には何のために頑張るのか明確な目的もなくは時給が発生します。
ですが、海外にはチップ制あるところもあり「チップのために」といった明確な目的が生まれます。 海外は自由なのです。 チップのために一生懸命働くのも、時給だけもらえればいいやと適当に働くのも。
チップがなくともお客「様」として対応しなくても良いのです。
「日本の接客と海外の接客まとめ」
日本の接客と海外の接客とでは目的の違いが明白ですね。
日本は、「クレームを恐れたマニュアル接客」
海外は、「自由と平等の文化、そして対価としてのチップ」
よく言われるのが、 暮らすなら日本。働くなら海外。 なんて聞きますね。
皆さんは日本や海外の接客についてどう思いますか?
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