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店長CUBEのレコメンド #30

すっかり秋らしい気候になってきた今日この頃
でも台風がまた来てるみたいでいまいち気が抜けないなーなんて思ってます

どうも、大阪アメ村CDショップ礎のCUBEです。

世間は少しずつ人の動きも戻ってきてお店に顔見せに来てくれる人もちょっとずつは増えてるかなぁ


前回から間あいちゃいましたが、またオススメを徐々にUPしていきます~

キリのいい30回目は現行スクリーモ/ポストハードコアシーンの進化に欠かせないバンドの音源を再入荷したのでピックアップしました!


【第三十回】

ATTACK ATTACK! / someday came suddenly

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US・オハイオ出身のスクリーモ/ポストハードコアバンド。

この手の音楽を聴いてる人で知らない人はいないんじゃないかと思ってしまうほどにシーンに影響を与えたバンドの1つではないかと。

1st FULLのリリースが2008年。
このぐらいから2010年代前半はいわゆる「RISE系」と言われるようなスクリーモバンドが隆盛を極めていたんじゃないでしょうか。
(当時はあまりポストハードコアという形容の仕方はしてなかった気が)

このアルバムは、現在のポストハードコアに類するスタイルの音楽に少なからず影響を与えていると思うし、このアルバムが無かったらエレクトロをフィーチャーしたサウンド(チャラい、パーティー感的な)ってどうなってたのかなと考えてしまうこともあるぐらいで。

個人的にはそれぐらいシーンにとってのターニングポイントのような一枚と言っていいかなと思ってる。

当時みんなマネしていたあのMV…笑

演奏時のポージングからcrabcore(crab=蟹)なんていう名称も生まれたぐらいで、この頃はバンドもステージングでみんな腰を低く落としたり、DJイベントでもこの曲がかかればみんなでこのMVのマネをするみたいなムーヴメントありましたね。

そういうビジュアル面でのキャッチーさもさることながら、やはり音楽的にも、メタルコア的なゴリゴリしたサウンドを持ちつつもキャッチーでポップなメロディをいきなり投入してきたり、ダンサブルでレイヴ感あるエレクトロサウンドでのパーティー感やチャラさを表現したりと、当時はほんとに新しいタイプのバンドが出てきたってかんじでした!


2nd FULLではダンサブルなエレクトロサウンドのフィーチャーは残しつつも前作よりもパーティー感は少し控えめに、その分、しっかりとメタリックな部分やブルータルさを出したり叙情感、唄メロとのメリハリを付けて正統派なサウンドに寄せてきてます。


3rd FULLではさらに硬派な印象を強め、重量感のあるメタルコアサウンドやブレイクダウンによるタフネス、そしてDjentライクなアプローチのブレンドなども見せてくれました!しかしそこはAA!といったかんじで、要所ではシンセサウンドやキャッチーなメロディパートを器用にフィーチャーしていて風格すら感じますね。


バンドの「らしさ」も残しながら、作品を経るごとにその時々のトレンドもうまく取り込みながら成長していく過程を楽しめたという点においても彼らのポテンシャルの高さに改めて感心しながら記事が書けました。


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