店長CUBEのオススメ #33
December has come
2020、最後の月になったすね
このオススメも年内がんばって更新してくんで
アンテナ引っかかったやつとかチェックしていってくれたらありがたい(^^)
てなわけで、今日の1枚いきます↓↓↓
【第三十三回】
ICE NINE KILLS / every trick in the book
シアトリカルスクリーモの代表格バンドとなったINKの2015年リリース4th FULL。レーベルはFearless Recordsですね。
※シアトリカル (theatrical) = 演劇的、劇場風のってかんじの意味です
このタイプのスクリーモ/ポストハードコアバンドはメロディがすごくドラマティックだったり、時にはストリングスも交えながらオペラティックでまるで演劇を観ているかのような雰囲気があるのが特徴。
INKは初期の頃から変則プログレシッヴな展開やトリッキーなメロディラインが特徴的でしたが、作品を経るごとにそれを煮詰めていきシアトリカルな要素を強めていきましたね。
そんな流れの中でリリースされたこの四作目。
シアトリカルを突き詰めたうえで、コンセプトをしっかりと作り込んで楽曲はもちろん、MVもめちゃくちゃこだわって作るスタンスになりました。
MVは最早ショートムービーを観るレベル。
このアルバムはジャケットデザインなんかでも表されるように、本、つまりは小説や物語をテーマにして楽曲で構成されています。
「ジキル博士とハイド氏」
「ロミオとジュリエット」
「ドラキュラ」
「キャリー」
「エクソシスト」etc...
こういう世界観を持ちつつ、楽曲はスクリーモ/ポストハードコアをベースに疾走感のあるメタリックなリフからエモーショナルで大仰なメロディ等を交えながらストーリーを描き出し、攻撃的なシャウトと唄メロを絡めながら昇華していく展開で聴き入ってしまうんですよね。
そして、MVですよ。
各曲のモチーフとなった小説を落とし込んだMVの世界観ほんとすごいんです。
これは「エクソシスト」がモチーフ
これは「キャリー」がモチーフ
ドラマパートの作り込みがほんとにしっかりしてるんですよね。
映画好きなぼくとしてはめちゃくちゃ見入ってしまいました。
ちなみに、この次のアルバムが2018年に出ているんですが、それはホラー映画をコンセプトにした楽曲、MVで構成されていてこちらもすごいです!
今は売切れてるんですがまた再入荷するのでチェックしといてください↓
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