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014.足るを知る|昨日がなければ明日もない

こんにちは。

株本悠里(かぶもとゆうり)です。

前回に引き続き、「足るを知る」の解釈について綴っていきます。

価値観の変化により前向きになった解釈を紹介していきます!


解釈②

前回は、心の安寧を手に入れるための現状維持、停滞のような解釈でした。
しかし今回はあくまで未来志向の解釈です。
解釈は主に2つの目的から来ると考えています。

1.目標達成

何かを目指して頑張っているときに、他人の成功が羨ましくなったり、自分にないものに目を向けることがあると思います。
身の丈に合わない目標を立てることは良いと思いますが、その結果、地に足がついていない計画軸からずれた行動を取ってしまうことは容易に想像できます。

例えば極端な話、MLBで活躍する野球選手になると決めて頑張るも体や基礎ができてないのに、いきなり大谷選手の練習メニューや技術をまねたとしても前提として土台ができてなければ効果的な成長には繋がりづらいでしょう。

何より順番が大事で物事の優先順位は、まず自分を知るところから始まると思います。自分の現時点での強み、弱みを知り、本当に今の自分に必要なことに全力で取り組むことが一番の近道だと考えます。

また果てしない目標達成の道のりの中で、上だけ見すぎて気持ちが疲れることもあります。そういった時は、今までの積み重ねや1ヶ月前、1年前の自分と比較して今の自見ることで見ることで、心を落ち着かせることもそうですが、「ここまでやってきた自分ならこれからもやれる」という自信を自分でつけることができます。

2.感謝の心を持ち続ける

物事のメリット・デメリットや結果の良し悪しは、ネガティブな方に目がいきやすいものだと考えます。
特に悪いことに直面している時に、ポジティブに考えるのは自分にとっては至難の業です。

次第にいつも享受している恩恵は当然のように思いはじめると、与えられているもの、持っているものではなく、恩恵と引き替えに失ったものや払っているものにばかり目が行き、身勝手で他人や環境のせいにした批評家になります。
これがさらに悪化すると人を誹謗中傷する非道な人間に成り下がります。

そうなってしまっては物事を前進させることは難しく、負のループに陥ってしまうかもしれません。

この解釈に気づけたきっかけはいくつかありますが、分かりやすいと思うのは漫画『ONE PIECE』のワンシーンです。
『ONE PIECE』については、説明不要だと思いますので割愛します。
下のコマがそのシーンです。


©️尾田栄一郎/集英社


先の戦争で兄エースを目の前で亡くしたことにより、後悔と自責の念に駆られ、自暴自棄になる主人公・ルフィに対してジンベイが放ったセリフです。

これに対しルフィは自分には仲間がいることを思い出し、前を向き自分の弱さではなく自分の夢、仲間のために強くなることに目を向けたのでした。

仲間の存在により救われたルフィでしたが、残されたものに目を向けたことで今まで受けた愛情や恩、仲間の有難さを感じたのではないでしょうか。

このように絶望のさなかで希望を持つためには、離れていくものには執着せず、元からないものとして捉えること、そして自分が持てるもの、受けているものが当たり前ではなく有難いものと感謝することが大切で、精神的な豊かさと良い人間関係構築において欠かすことができない考えだと思います。

まとめ

今の自分を知ることで、停滞することで満足する解釈だけでなく、生産的で豊かな状態になれるたくさんの解釈があることに気づきました。

過去、現在の自分の分析から成果に効果的な手段を生み出したり、メンタルを整えたり、今あるものに感謝することで余裕と謙遜のある自信に満ちた豊かなマインドを保ったり、頑張る理由を改めて見ることで誰かに焚きつけられるのではなく自分で燃やすことができたりとたくさんのポジティブな状態に自らがなることができます。
自分実践すれば精神的に豊かになり、ひいてはその豊かさが物質的な豊かさにも繋がることでしょう。

「足るを知る」を実践できてる部分はまだ足りていないですが、これからもこの言葉を大切にして豊かな人生を生きていきます。

今回は、以上となります!
見ていただきありがとうございます!

次回もお楽しみに!


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