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006.業界研究|2025年の崖
こんにちは。
株本悠里(かぶもとゆうり)です。
今回は、自己紹介記事でも触れた「2025年の崖」について紹介します。
IT業界に進んだきっかけ
就職活動当時、特にやりたいこともない一方で昔からモノ作りには興味があったので、多少の勉強は必要ですが深い専門技術と実績を要さずともモノづくりに携われるIT業界に興味を持ちました。
またIT業界は、圧倒的売り手市場で将来的にも需要があり、比較的高い収入が見込めるため選びました。
そして上記で出てきた「売り手市場で将来的にも需要がある」というのが、今回紹介する「2025年の崖」の問題に関わってきます。
2025年の崖とは
経済産業省の「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」で提示された用語で要約すると、
日本企業においてDXが推進されず老朽化したシステム(レガシーシステム)を使い続けることで、2025年を目途に約12兆円もの経済的な損失が発生することです。
DXとは
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略で、IT技術を駆使した経営の在り方やビジネスプロセスの変革を指します。
IT技術による業務効率化とは違い、IT技術と既存のビジネスを融合させた新しいビジネスの創出を指します。
実例で言うと、
・テレワーク
・サブスクリプションサービス(Netflixなど)
・配車、フードデリバリーサービス(Uberなど)
などが挙げられます。
主な問題点
グローバル競争に不可欠なDX推進の障壁になる主な理由を要約して三つの観点から述べます。
1.技術面
IT技術の発展が加速する一方で老朽化、複雑化、ブラックボックス化したレガシーシステムが新しい技術への適合、刷新の足かせとなる。
また部門ごとにデータを分断して管理している(サイロ化)ためデータの移行や全社横断的な活用が困難。
2.人材面
こちらも時代の流れとともにITの先端技術と古い技術を扱える人材が減っていき、システムの刷新ができなくなる。具体的にはDXに必要な人材は43万人ほど不足するとされている。
3.経営面
IT技術をどのように活用してDXを実行するかというビジョンと戦略不足。
そしてそれを実行できる経営者と組織であることが希少なため困難となる。
まとめ
以上の問題点から必要とされる人材像の考察を書いていきます。
結論、ビジョンを描き、それを実行できる経営者です。
まず何よりも何を成すかというビジョンが明確でなければ、暗中模索となりプロジェクト(PJ)は破綻します。
この意図さえ決まれば、あとは方法です。
方法を決める上でカギになるのがDXの実績のあるCTOです。
CTOはテクノロジーの導入や開発に関する意思決定と事業運営や組織作りまで行います。そしてPJを円滑に回すためにはプロジェクトマネージャー(PM)が必要です。
ここで優秀なCTOをヘッドハンティングするにも経営者のビジョンと開拓者精神が必要です。
したがって全てはビジョンが明確で組織を扱える経営者がDXの成功を握っていると考察します。
DXの本質は、つまるところ人、組織の変革だと思います。
そのため他のビジネスと変わらないと思います。
人と仕組みを扱える経営者、CTO、PMがいてDXは成り立つため、自分もビジョンを描き、そのビジョンに人を巻き込み実現させる人間力をつけていきます!
長くなりましたが今回は、以上となります!
見ていただきありがとうございます!
次回もお楽しみに!