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013. 足るを知る|システムエンジニアは静かに暮らしたい

こんにちは。

株本悠里(かぶもとゆうり)です。

以前、座右の銘「情けは人の為ならず」について書きましたが、その中で触れた「足るを知る」について書いていきます。


足るを知るとは

「足るを知る」とは、
自分が持てるもの与えられたものに満足することを知る
という意味です。

語源は、古代中国の哲学者老子の思想によるもので下記の一節からきています。

足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り。

『老子』第33章

出会い

この言葉は1人のアーティストを通して知りました。
そのアーティストは、「藤井風」です。

彼はYouTube投稿からメジャーデビューした異色のアーティストです。
(デビュー前から好きでライブにも足しげく通うほどのファンなので、彼の魅力についても別記事で綴ります。)
少し話は逸れましたが彼の作品である「特にない」という楽曲のテーマが、まさに「足るを知る」なのです。

今あるものに満足して、必要以上に求めないことが心の豊かさと平穏を保つのだと気づき、自分の価値観の一つになりました。

解釈①

当時は、多くを求めず、贅沢しないことが正しいと思い、質素倹約に励んでいました。
節約生活は辛いものではなく、少ないながらも当時の収入と暮らしには満足していたので、言葉通りに生きて幸せだったかもしれません。
将来通して現状維持できれば十分で、そのための貯蓄や長期投資をすることで安心を買っていました。
精神的な豊かささえあれば、物質的な豊かさはいらないと信じ、身の丈以上の暮らしを求めて稼ぐことには否定的な考えでした。今思えば、できないことを言い訳にしていたように思います。

この言葉に従えばずっと豊かだと思っていたこととは裏腹に周りの人が転職したことがきっかけで自分の人生に危機感を持ちました。
今のままの自分、会社では人生の選択肢がなくなり、気づいた時には詰んでいるのではないかと感じました。
カードゲームで言うところの手札切れを起こして一縷の望みをかけてデッキからカードを引く感覚だったので、なかなか絶望的な将来を想像しました。

詳細は割愛するのですが、そんな危機感を頭の片隅に持ちながら平々凡々と過ごしていた時に、本当の豊かさを目にして価値観が揺らぎました。

以前の記事に書いた3つの資本を持たれている方と出会い、自分がこうなりたいと思った一方で、上述の贅沢は敵のような価値観や金を稼ぐことへの抵抗が自分の可能性をふさいでおり、葛藤が生まれました。
結局のところ今の自分の延長線上に思い描いた豊かさはなかったこと変わりたという気持ちから価値観を改める決断に至りました。

「足るを知る」はどこにいってしまったのか?となるかもしれませんが、新しい解釈を持って今でも大事にしています。

次回は、自分が腑に落ちた「足るを知る」の解釈について書いていきます。

今回は、以上となります!
見ていただきありがとうございます!

次回もお楽しみに!

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