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Cu Sith
2020年9月4日 00:04
任官のため大和国を旅していた侍が、ある小さな村で怪異の噂話を聞く。それは、村からしばらく歩いた山の麓に生える柳の大木に、夜な夜な怪しく青い火が灯る、というものだった。そして時にはその火がふらふらと村にまで飛んでくるのだという。不思議と、火が落ちても燃え広がるようなことはなく、暫く燻ってそのうち消える。しかしその怪火を見た者が気を失ったり、家人が病いになったりという不幸も多発し、村人たち