#53 社長の過去を活用した差別化戦略とは-CEO窪井
こんにちは、株式会社ctow 窪井です。選ばれる企業になるために、差別化が必要。経営に必要な要素だと思います。一方、採用市場において、中小企業の差別化が困難だと聞きます。事業内容が尖っていても、求職者(学生や第二新卒)は会社名を知らない。以上が、少子高齢化社会で中小企業の採用活動が困難になる原因の一つに挙げられます。
「社長の過去」が差別化の材料になる
我々は、これまで「社長の名は」を通して、100名以上の社長の過去を動画にしてきました。そして、「社長の名は」を採用活動に活用した結果、内定承諾率が100%に向上したという中小企業の事例も出ています。
「内定承諾率が100%になった」
これは、求職者からその企業が選ばれたという事実です。つまり、他者と比べてこの企業で入りたいと思った、ということです。差別化が成功しています。「社長の過去に共感して、一緒に働きたいと思った」就職を決めた求職者の皆さまは、このように口を揃えたと言います。
社長の過去には力がある
なぜ、そのような結果になったのか。それは、「社長の過去を動画にして、事業の目的を可視化したから」だと言えます。今回の事例は、中小の物流会社です。中小の物流会社が、事業内容や給料で差別化しようとしても難しい。なぜなら業界的に事業内容がほぼ同じであること、また、大手企業以上の報酬が難しいことが原因です。
「社長の過去を動画にして、事業の目的を可視化」することによって、将来性や働く意義を明確化でき、事業内容や報酬ではなく、「ここで働きたい」という気持ちを作り出せたのだと思います。そしてもう一つ、「社長の過去は唯一無二」だからという事実もあります。同じ業種でも、創業の理由は苦労は人それぞれだと思います。そこを可視化して伝えることで差別化が実現し、自社の理念に共感する人が集まる。そのような力が、社長の過去にはあると考えています。
我々は、中小企業の差別化を支援し、採用や営業活動で選ばれる企業とともに成長する未来を描いていきます。