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開発者体験ブランド力が高い企業に迫る! -知らないことは伸びしろだ!楽しく学び共に成長するYUMEMI.grow-

皆様こんにちは。日本CTO協会 コンテンツチームです。

開発者体験ブランド力が高い企業に迫る!」シリーズの6本目は「株式会社ゆめみ」のインタビュー記事です。

開発者体験ブランド力が高い企業に迫る!」シリーズとは:
日本CTO協会が2022年より実施・発表を行なっている「開発者体験ブランド力調査」のランキング入賞企業に日本CTO協会がインタビューを行い、記事化したものです。

2022年の結果はこちら
2023年の結果はこちら
2024年の結果はこちら

本コンテンツでは各企業の
・技術広報チームの目的とそれに対してのKPIの考え方、読んだ方に向けてヒント
・開発者体験向上に向けた技術広報の取り組み
・開発者体験とは
について記載されています。


開発者体験ブランド力調査とは

【開発者体験ブランド力調査のコンセプト】

「開発者体験発信採用広報活動の指標・羅針盤をつくる。」

・認知度コンテストにならないこと
実際のソフトウェア開発者をはじめとする技術者が、対象の企業に所属するエンジニア等の技術的な発信などを通じて、開発者体験がよいイメージをもったことを起点とする

・日本CTO協会の会員企業への恣意的調査にならないこと
採用サービス複数社からメールマガジンなどで回答者を募り、当協会から直接関係者に回答を募らないこと。

・技術広報活動の指針となる詳細を持つこと
職種や年収層、チャネルの効果や具体的な印象などを調査に盛り込むことで、ランキングだけではわからない影響を知れるようにすること。

レポートについては、日本CTO協会の法人企業にのみ公開を行っております。

本コンテンツは2023年より日本CTO協会内で企画されたため、2023年の開発者体験ブランド力調査ランキング入賞企業の順位が高い順にお声がけし、コンテンツ化を行なっております。

※本記事の内容は、全て取材時のものです。

株式会社ゆめみについて

株式会社ゆめみは、2000年の創業以来、600社以上の企業と共に全世界6,000万MAUに達するWebアプリケーションやスマートフォンサービスを企画開発してきたDX・内製化支援におけるリーディングカンパニー。サービス企画からデザイン・開発・運用とすべてをマルチスティック(幅広い顧客部門に伴走可能)に動き、日本のデジタル部として顧客組織のアジリティを向上させることをミッションに日々成長しています。圧倒的な成長環境を重視しており、全員CEO、有給取り放題、給与自己決定、副業し放題、社員借り放題などのユニークな制度があります。「社会の実験室になる」というパーパスを掲げ、法人企業の内製化を実現してコア業務におけるアウトソーシングの時代を終わらせることをミッションとしています。https://www.yumemi.co.jp/

今回は技術担当取締役・渡部陽太氏とAndroidテックリード・霜重健児氏、執行役員CCO・妹尾福太郎氏の3名に、ゆめみの開発者体験や技術広報についてお伺いしました。

株式会社ゆめみ  技術担当取締役 渡部陽太 氏
新卒でSIerに入社し、多様なプラットフォームでのアプリケーション開発を経験。 事業会社への転職を機にモバイルアプリ開発に軸足を移し、新規サービス立ち上げを複数経験。 2020年にiOS&Androidテックリードとして株式会社ゆめみに入社。 複数のプロジェクトを支援する傍ら,新人研修の作成や新技術の導入を推進。 2022年より技術担当取締役に就任しCTO室の立ち上げを行う。 著書は『Flutter実践開発 iPhone/Android両対応アプリ開発のテクニック』(技術評論社)。北海道在住。男児2人子育て中。夏はロードバイク、冬はスノボ。元ギタリスト。愛称よーたん。
https://twitter.com/yohta_watanave

株式会社ゆめみ  Androidテックリード・霜重健児 氏
2022年11月入社。二日酔い系Androidテックリード兼DevRel。Androidグループの採用リードを行いながらKMPのお仕事をしながらナレッジの共有に注力。仮面の怖さがあるがただの酒飲みで親しみやすさやおバカキャラを出しつつ抑えることろはギリギリ抑える際どい存在。男児3人の子育て中で普段は二日酔いと合わさりHP0。愛称そば屋。
https://twitter.com/sobaya15

株式会社ゆめみ 執行役員CCO 妹尾福太郎 氏
2021年8月入社。コーポレートPRならびに採用広報を担当。ゆめみ入社以前は井之上パブリックリレーションズなど2社のPR会社で延べ10年間PRコンサルタントとしてキャリアを積む。日本パブリックリレーションズ協会認定PRプランナー。福岡生まれ神戸育ち東京在住。趣味は美活、カラオケ。特技は精神年齢をコントロールして5歳児未満の子どもの相手をすること。日本人初のメンズ美容家としてギュンギュン王国内閣美容大臣を兼任。愛称は福ちゃん。
https://twitter.com/fukutaro_yumemi

広報のためではなく、エンジニアに「よい学びを提供すること」を目的としたYUMEMI.grow

ーーみなさんの役割と技術広報への関わり方を教えてください

渡部氏(よーたん):
技術担当取締役として、CTO室の意思決定をしています。事業にインパクトのある技術選定や技術的なボトルネックの解消のために新しい技術の導入、それに関わるルール整備などです。
技術広報に関しては、ゆめみのことを広く知ってもらうところは皆さんに任せていて、CTO室としては技術力を発信するための濃いアウトプットをどう促進するかを考えています。
例えば、「国内の主要なカンファレンスに登壇者を出したい」とか「社内でキているこの技術で書籍を出せないか?」ということを考えています。カンファレンスにしてもスポンサーセッションではなくCfPで登壇することを目指しているので、CfPのレビューをテックリードに依頼したり、登壇できたら報奨金だすというのを企画したりして社内を盛り上げることもしています。
私自身も書籍「Flutter実践開発 ── iPhone/Android両対応アプリ開発のテクニック」も出版させていただきました。

霜重氏(そば屋):
普段はAndroidのテックリードとして、新しい案件の立ち上げなど、初期を引っ張る役割りを担っています。メンバーに向けての技術的なサポート、新しい技術をキャッチアップして社内に伝えていくという活動もしていますね。
技術広報の活動では「YUMEMI.grow」という社外向けの勉強会を開催しているので、それの企画・開催、登壇をしたりしています。

ーーYUMEMI.growは霜重さんがリーダー的な役割を担っているのでしょうか?

霜重氏:
YUMEMI.growはイベントごとにオーガナイザーを社内で募っているので、手を挙げた人が引っ張る形です。私もよく手を挙げるので、引っ張る側になることが多いですね。

ーー技術広報は、組織的にはチームのような扱いになるのでしょうか?どうやって人が集まってきているかも教えてください。

渡部氏:
あえて組織の形には当てはめていません。コミュニティ、場所ですね。
ゆめみの技術広報といえば、まず「無職やめ太郎(本名)」というメンバーがいまして、彼は独立した形で動いています。
ここ一年くらいで、霜重も含めた外部のリレーションを積極的に作ってくれるメンバーが入社してくれてまして、そういった人たちがYUMEMI.growに自然に集まってきて活動してくれている状態です。
YUMEMI.growは、「connpassで勉強会をいっぱいやりましょう」という趣旨で集まっていて、「去る者追わず・来る者拒まずで、良い学びを提供しよう」というコンセプトの場所ですね。意図的に技術広報をしようという文脈ではなく、「良い学びを提供しよう」という想いが根底にあります。

ーー「よい学びを提供する」という想いが強くでているのは、なぜですか?

渡部氏:
最初は技術広報的な文脈で始めたのですが、メンバーが定着しなかったり、集客がうまくいかなかったり…と色々苦労をしまして。
そんな中でも自然と集まって残ってくれたメンバーは、社外のコミュニティや勉強会が好きなメンバーでした。彼らがやりたいことは何か、コミュニティが継続しているのは何かを、改めて考えてみると「自分たちの学び」をすごく大事にしているんですよね。
それもあり、YUMEMI.growも「自分たちが学びたい」とか「そういう場作りが好き」といった、彼らの気持ちを大事にしたエンジニアコミュニティにシフトしていきました。組織としてもエンジニアの学びは大切にしていきたいと考えていたので、組織の方向性ともマッチしています。
社内で関わってくれるメンバーも、コミュニティっぽさを出したかったので、あえてチームなどの組織の形には当てはめずに、本当に出入り自由な場所という形にしています。

ーーYUMEMI.growは何人くらいいるのでしょうか?

霜重氏:
全開で動いているのが僕も含めて5名くらいで、興味あるものを手伝ってくれる人があと4名くらいいますね。

ーーその規模のみなさんが、継続的に活動しているというのは、場所の居心地の良さもありそうですね。

最大の福利厚生は「テックリードに教わる環境」

ーーゆめみでは、開発者体験の定義はありますか?

渡部氏:
開発者体験としての明確な定義はないですが、ゆめみの最大の福利厚生は「テックリードに教わる環境」と定義されています。
ゆめみは自学できるメンバーが多いとは思っているのですが、独学では到達しにくいところも、テックリードに教わりながら成長していける環境をつくっています。

ーー霜重さんはテックリードとして何か意識していることはありますか?

霜重氏:
定期的に振り返りやフィードバックをする文化があるのですが、特に若手のエンジニアには多めにフィードバックをしてあげることで次の学びだったり、成長につながるようにしています。スプリントの振り返りで、前回の改善ができていたかどうかなど、かなり細かく伝えていますね。常に成長環境を用意できるようには意識しています。

渡部氏:
ゆめみはフィードバック文化、レビュー文化がしっかり根づいていると思います。テックリードがフィードバックする以外にも、お互いにしっかりフィードバックし合えるのは、開発者体験のキーポイントかもしません。
あとは意思決定の自由度。ゆめみには「全員CEO制度」というものがあり、技術選定もそれに関わってきます。例えば、CTOがトップダウンで「Webのフレームワークはコレを使え」といっても、誰もがそれを上書きできる権限をもっているという状態です。
技術的な意識決定を誰でもできるというのは、開発者体験としても大きいと思います。

霜重氏:
成長に関しての活動が活発ですよね。フィードバックやレビューだけでなく、輪読会や新しい技術の勉強会、何かを突き詰めて尖らせていこうといった活動が、かなり強いと思います。

ーーエンジニア組織のビジョンはありますか?

渡部氏:
組織としての明確なビジョンはあえて設定してません。
ゆめみの社内はiOSやサーバーサイドなどの技術ごとの集まりを「ギルド」と呼んでいるのですが、CTO室ができたタイミング(2022年)では、すでに各ギルドの独自の文化ができあがった後だったんですよね。それがあるのに、あえて同じビジョンを掲げて向かっていくというのが、私の中には思い浮かばなかったという背景があります。
逆にCTO室としてフィロソフィーとミッションはあります。
フィロソフィーは「Tech As a Service」、自分たちの技術をお客様に提供しているので、我々の技術そのものがサービスだという考えです。エンジニアのスキルセットが、私たちのサービスだということです。
ミッションとして掲げているのは、「ゆめみのエンジニアの価値を最大化する」としています。これができたら、お客様に提供できる価値も上がりますからね。

ーー価値を最大化するために、受託という事業だからこそ、取り組んでいることはありますか?

渡部氏:
我々の場合は自社サービスではないので、営業チームに対して「戦略的にこういう案件を取りに行きたい」という働きかけや、そのための研究開発などは行っています。新しい技術にしても、この技術に対してお客様の案件でも十分に対応できるというエビデンスをつくって、自分たちの意思で案件をとりにいけるようにしていきたいと考えています。

発信力ゼロから、たった6年で「技術発信が強い会社」に仲間入り!その背景には緻密な仕掛けと広報戦略のグランドデザインがあった

ーー改めて、ゆめみが技術広報が今の形になるまでの流れや、どうやってこの文化が形成されてきたのかを教えてください。

妹尾(福太郎)氏:
実は、2017年までは、ゆめみの発信力はほぼないに等しかったんです。自社運営のテックブログはやっているけれどもワークしているとは言えないない状態でした。
エンジニアも記事を書くインセンティブがなく、社内レビューで差し戻しされてさらに意欲が下がる、記事も読まれないから書いても報われない…という、負のスパイラルにハマってしまっていました。
それをテコ入れするために、当時旬だったらQiitaにのっかって、「このメディアをハックしていこうぜ」と舵を切ったのが、変わり始めるきっかけですね。
勢いづけるために、社外発信した人を賞賛する心理的インセンティブと金銭的なインセンティブを組み合わせて発信を加速させました。社内の仕掛けもうまく噛み合って今につながってきていると、代表・片岡(れいっち)もよく言ってますね。

ーーネガティブな体験をしてしまった後だと、金銭的なインセンティブだけでは動かない人もいそうですが、そのあたりはどうやって巻き込んでいったのでしょうか?

妹尾氏:
動機付けのストーリーをかなり精査して社内にメッセージを出しました。記事を書くときは「ゆめみの技術担当です」ではなく、個人の名義で発信してと伝えたんですね。
加えて、各自のポータブルアセットになるというメリットを打ち出して、期間限定でキャンペーンを設定。同時に「書く人を称賛するカルチャー」をつくって、技術発信している人をマジョリティ化させる仕組みを構築しました。

ーーそれを継続できている理由は何でしょうか?

渡部氏:
やっぱり外部プラットフォームというのが大きいと思います。Qiitaは「いいね」がついたりシェアされたりするので、書いた本人の自己肯定感がものすごいあがりますよね。私自身もですが、これは原動力のひとつになると思います。

妹尾氏:
QiitaやZennを執筆する時間も業務として認めているので、業務時間中に堂々と技術発信ができるというのもあるかなと思います。会社としても「発信も大事な仕事だ」と捉えているので、心理的安全性も高いのではないかと。

霜重氏:
社内で「これの解説記事、書いてください」という声がけも最近は増えているように感じます。アドベントカレンダーとかもグイグイ引っ張ってくれる人がいたり、若手でも「みんな書こうぜ」と声がけしてくれる人が増えていますね。

妹尾氏:
たしかに若手の推進力は年々上がっていますね。2020年から新卒採用を本格化したのですが、若手にとっては「ゆめみは技術発信が強い会社、発信して当たり前」という認識で入社してくれるので、学生時代から発信が活発なメンバーも多いです。去年も「新卒メンバーだけでアドベントカレンダー100記事チャレンジ」というプロジェクトを自発的に立ち上げて見事達成していました。
こういうのを見ていると、ゆめみの技術発信のカルチャーが定着しつつあるという見方もできると感じていて、めちゃくちゃ頼もしいですね。

ーーこの6年という短期間でここまで発信に強くなるのは、すごい変化だと思いますが、ターニングポイントはいつだったのでしょうか?

妹尾氏:
これは広報からの目線ではありますが、私が入社した2021年8月時点だと、無職やめ太郎など数名のメンバーが目立っているという印象でした。それが、2022年に入ってから急加速したように感じます。
2020年、2021年はテックカンファレンスへのスポンサーをやりまくっていた時期なので、「ゆめみのロゴやたら見るよね」という状態まで一気に認知を高めたというのも影響しているかもしれません。

渡部氏:
別の観点でお話をすると…私は2020年入社なのですが、その時点でエンジニア界隈ではQiitaの発信がめちゃめちゃ盛んな印象はありました。みんながこまめにまとめて記事を書いていて、アウトプットの文化は出来上がっているという感じですね。
ただ、バズっている記事は少数メンバーだったので、福太郎さんの目に留まる本数は少なかったと思います。
あと、記事は書いているけど、登壇はちょっと…という尻込みしてしまう人も多くて、登壇にも積極的になれるようになったのはYUMEMI.growができた2022年頃からですかね。
記事をじっくり書くのが得意、登壇が得意と人ぞれぞれなので、自分が得意なところを尖らせていけばいいと思うんです。

ーーこういった技術発信は採用にも効いていますか?

渡部氏:
認知が一気に広がって、純粋な応募数は増えました。候補者さんのレベルもあがったと思いますし、新卒でも「こんなにスゴい人がいるのか」と驚くような方が、目につくようになりました。
あとは、テックリードが増えてきて、各人が尖った発信をするようになって、別のテックリードの人も入社してくれる…という好循環も、2022・23年は本当にたくさんありました。

妹尾氏:
ここで、広報戦略の話もしておきますね。
ゆめみの採用ブランディングは「認知の矢」と「認識の矢」の2軸でパーセプションギャップを最大化する戦略をとっています。
そのうえで、認知の矢では、リスクをとった認知獲得方法をやるべきと結論づけているんです。つまり、認知されていない企業が平凡なやり方では抜きん出ることはできないので、あえてエッジの立った極端なことをしようということです。
「おもしそう」「ユニーク」「ちょっと変わっている」なんでもいいから、とにかく目立って知ってもらう。バカだな、技術力低そうだなと思われるリスクもあるけど、そのリスクをとったうえで目立つことで認知してもらう。
まず知ってもらえたら、次の認識の矢で理解している状態を作れるという考えですね。
Xの大喜利とか代表の全身パネルとかがきっかけで知ってもらったとしても、ゆめみという会社を調べると、「意外とマジメ」「技術力も高そうだ」となって、ギャップ効果が最大化するように設計しています。

ーーなるほど!

妹尾氏:
一点突破でいいから、戦える領域をみつけて日本一をとるという戦略です。ちなみにSlackの活用度の指標であるmaturity scoreにおいても日本一なんです。

YUMEMI.growの立ち上げの背景にもつながるのですが、ベースに組織設計変革があって、Qiita日本一・Slack日本一があって、その上にconnpass主催日本一というYUMEMI.growにつながっていくものをやろう、という流れできています。2018年から積み重ねてきていることにもこういうグランドデザインがあって、去年くらいから最上段のところに着手しはじめたところです。

ーーこういったグランドデザインがあった中で、KPIなど数値目標なども設計されていたのでしょうか。

妹尾氏:
数値は現場メンバーにはあまり細かく言わないようにしてて、KPIというよりはOKRに近い感覚で「connpassのメンバー1万人を目指したいね」くらいのざっくりした目標を置いています。

渡部氏:
YUMEMI.growに関しては、数値を意識しないように、現場メンバーにはあえて有耶無耶にしています。というのも、「学びの場を提供したい」というメンバーの気持ちに重きを置きたかったので、コミュニティに対していいコンテンツを発信することを大事にしています。
今の方向に転換してから、1イベントに800名集客できる回も出てきたりしていて、コミュニティとして一定の手応えを感じています。
今後、全体のブランディング計画とどうすり合わせていくかは課題ですね。

ーー最後に、みなさんが技術広報でこだわっているポイントを教えてください。

霜重氏:
自分が楽しむことを一番のこだわりにしています。あとは、ゆめみ主催で、ちょっと大きめなカンファレンスをやりたいという夢を持っています。

妹尾氏:
もっとクレイジーにやりきりたいというのはありますね。中途半端じゃなく、やるなら徹底的に日本一でおふざけをやりきたい(笑)
認知度が上がってきたといっても、まだ「テック界隈における」という枠の中なので、本当のマス層の認知をとりたいです。親や友人に「ゆめみに入社する」といったら「あ、あのゆめみね」となるくらいの状態を目指したいです。そのためにも、もっとクレイジーな振る舞いを(笑)
もうひとつは、広報だけでなく、みんなで発信していく仕組みを確立したいと思っているので、メンバーが自分のフィルターを通してみたゆめみ像を、実体験に基づいて発信できるような状態を作っていきたいです。そのお膳立てをするのが、自分の役割なのかなと考えているので、今後もいろんな仕掛けをつくっていきたいです。

渡部氏:
技術広報は三者三様でいいと思うんです。みんなが、自分のやりたい方向に安心してむかえるように場を整えたりするのが私の仕事だと考えています。
あとは、先程のピラミッドの一番上にあるカンファレンスや書籍執筆などで、技術力があることを見せていくのも私のミッションなので、そこは強化していきたいです。