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閲覧注意、絶対吹き出す話

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心がささくれたり、疲れすぎたとき、とにかく笑いたいときのnoteたち。
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2020年8月の記事一覧

放て、紅蓮無双百連撃

放て、紅蓮無双百連撃

「校長先生、失礼します」

「また君か……。いい加減にしてくれないか」

「僕は諦めません。校長先生が認めるまで、何度でもこの校長室を訪ねます」

「だから、あれは君の思い過ごしだと何度も言っているだろう」

「そんなはずはありません、何故そうやって有耶無耶にして逃げるんですか」

「君ね、逃げるとか逃げないとかそういう子供じみた事言ってないで教室に帰りなさい。君が言ってるのはただの勘違い、いや、

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もう乾杯しない

もう乾杯しない

「飲みに行こうぜ」

そう誘ったその瞬間は本気で行きたかったし、心から楽しみにしていたのに、いざ当日を迎え、約束の時間が近づくにつれて

「嘘ついてでも行きたくねぇ…」

と、なってしまうアレは一体なんなのだろうか。

行ってしまえば絶対に楽しいのはわかっているのに、家を出るギリギリまでドタキャンの言い訳を考えてしまう。
これは僕だけだろうか。いや、これを読んでくださっている皆様にも似たような経験

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パクチーと転校生の哀しみを踊れ

パクチーと転校生の哀しみを踊れ

なかなか人には言えない哀しみというのがある。

たとえば、パクチーがわからないこと。いや、わかりますよ。ハーブ系の野菜ですよね。草鍋とか生春巻きに入ってるあれでしょ。

それはわかるんだけど、なぜ人はあんなにパクチーで盛り上がれるのかがわからないのだ。ちょっと前からパクチー人気と言われても、どうもピンとこないし。

何人かで持ち寄り料理の集まり的なことをしたときも、誰かがパクチー料理(?)を一品忍

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