「とうのう」体験(たいけん)プログラム 3日目 鋳込み(いこみ)
この記事では2023年8月21日-23日に参加した、波佐見(はさみ)の「とうのう」体験プログラムについてレポートします.
鋳込み(いこみ)体験
最終日の午前は、中尾山の藤田鋳込所を訪ねました。この道40年のベテラン・藤田伸一郎さんに教えていただきながら鋳込み体験をしました。みなさん全員が初めての体験。「鋳込み」って何をするのかな?
波佐見焼は分業でつくられています。藤田さんの工房で作っているのは陶磁器の生地です。「排泥鋳込み(はいでいいこみ)」といって、急須やティーポットなど中が空洞の器をつくるのに適した成形法だそうです。石膏型の中にドロドロの陶土を流し込みます。時間が経ってくると水分が型に吸収されて固まります。しばらく置いてから、型から外します。ティーポットの注ぎ口・取っ手・ふたなども、それぞれ同じように成形しておいて、あとでまたどろどろの陶土を使ってくっつけて、組み立てます。
それから、まだ柔らかいティーポットの本体の上の部分をカットする作業をしました。藤田さんがデモンストレーションすると簡単そうに見えたけど、ぐるぐる回る台の上でカットするのはとっても集中力がいる作業でかなり難しい!
合間には楽しいゲームもしました。手作りの窯を模した的の穴に材木を投げ込みます。これが、なかなかムズカシイ!でも、チーム対抗戦でかなり盛り上がりました!
波佐見ならではの鋳込み体験。とても貴重で、私たちが使っている急須などはこうやって作られているのだと初めて知りました。とても印象に残った体験でした。藤田さん、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?