案件が途切れない秘訣
今回は、私たちが実践している「営業なしモデル」について、その秘訣と実例をお伝えします。一般的な建設会社とは一線を画す私たちのアプローチは、単なるビジネスモデルではありません。それは、お客様との深い信頼関係を築き、社員一人ひとりが成長できる環境を生み出す革新的な取り組みだと思っています。
案件が途切れない理由
弊社には、驚くべきことに専属の営業マンがいません。では、どのように仕事を獲得しているのでしょうか?
その秘密は、企画設計者と現場担当者が営業を兼ねていることにあります。彼らは以下の業務を一貫して行っています:
企画設計
工事管理
完了引渡
メンテナンス
この一貫した関わりにより、お客様との深い信頼関係が築かれます。その結果、以下のような好循環が生まれています:
リピーターの増加
直接担当者への仕事の紹介
新規顧客からの紹介による仕事の拡大
営業なしモデルのメリット
人件費・会社経費の大幅削減
工事価格を抑えられる
設計・施工業務のクオリティ向上
サービスの充実
お客様満足度の向上
紹介の増加
安定した仕事の確保
失敗から学ぶ:事例紹介
失敗事例
現場進行中、想定外の追加・変更工事が多発。工期に追われ、一部をお客様や設計者と十分な協議なしに進めてしまいました。完了時に事後報告として見積書を提出したところ、お客様の怒りを買い、金額の減額を求められる事態に。
教訓:常にお客様との綿密なコミュニケーションを心がけ、変更があれば即座に報告・相談することの重要性を学びました。
成功事例
非常に短い工期の工事依頼を受注。自社の施工部隊を総動員し、自社工場での下準備も含めて効率的に作業を進めました。結果、予定通りの工期を守ることができ、お客様との強い信頼関係を築くことができました。
ポイント:自社リソースを最大限に活用し、柔軟かつ効率的な対応ができたことが成功の鍵でした。
大切にすべき3つのポイント
先を見越した準備
お客様の意図を深く考察
打ち合わせ前に資料や予算計画を準備
綿密な計画と確認
工事着工前に図面を徹底的に読み込む
お客様や設計者への質疑事項を事前にまとめる
迅速な対応と透明性
追加・変更工事が発生した場合、即座にお客様や設計者と協議
事後報告を避け、常に透明性を保つ
終わりに
営業なしモデルは、一見リスクに思えるかもしれません。しかし、お客様との直接的かつ継続的な関係構築に注力することで、持続可能なビジネスモデルを確立できることがわかりました。
品質とコミュニケーションを重視し、お客様の信頼を勝ち取ることが、私たちの仕事が途切れない最大の秘訣だと思っています。