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「楽天」×「長野県立大学」Dialogue for change with Rakuten参加した学生たちの学び


長野県立大学ソーシャル・イノベーション創出センターでは、大学内外の様々な人や資源を結び付け、社会課題の解決や新たな取組みを生み出す土壌づくりを支援しています。この記事では「学生コーディネーター」として活動するメンバーが、地域での様々な取組みをご紹介します!


こんにちは。今回はDialogue for change with Rakutenというプログラムに参加した長野県立大学の学生数名にインタビューを行いました。学生たちが、「楽天社員」や「地方で活躍するプレイヤー」という多様なステークホルダーとの半年間にわたる「対話」を通して得た学びを共有したいと思います。またこのプログラムの概要に関しては下記リンクをご参照ください。

参照:Dialogue for Change with Rakuten|楽天グループ株式会社




プログラム概要

Dialogue for chage with Rakutenは、楽天と地域のプレイヤーや学生など多様なステークホルダーが手を取り合うことで、未来に向けてポジティブなインパクトを生みだすことを目的としたプログラムです。

今年度は「多様な幸せを実現するアントレプレナーシップ」というテーマで開催されました。

本学からは学生11名が参加し、9月の長野でのフィールドワーク・ワークショップから始まり、そこから各チーム対話を深め、1月の最終報告会までの間に各チームごとにワークショップやインタビュー活動など様々なアクションを行いました。


「対話」からありたい未来をつくる

このプログラムは「dialogue」と名につくように「対話」を中心とした設計が特徴となっています。
なぜ対話かというと、複雑化している社会問題を解決するためには多様なステークホルダーが力を合わせてアクションを起こしていくことが必要であるからです。そして、そのためには一つの答えを出していくための「議論」ではなく、お互いの意見の違いを理解し合うことが重要視される「対話」が適していると考えられるからです。

参加した学生の学び

先日、今回のプロジェクトに参加した学生数名でお茶をしながら振り返りを行いました。表現は違いましたが、全員共通して「迷い、苦しい時期もあったが、その分多くの学びを得ることができた」という話をしていたのが印象的でした。

プロジェクトを通して得た「学び」について2名の学生が書いてくれたレポートを紹介します。

・H.Mさん

私は、チームBとして長野県内でのフィールドワークや対話ワークショップ、定期ミーティングを通じて約半年間「多様な幸せを実現するアントレプレナーシップ」について探究しました。

チームBには個性豊かで、とっても話しやすい楽天社員さんや、県庁の方、大学の先輩がいて、どんな時もうまく言語化して伝えられない私の話をうんうんとうなずいて聞いてくれ、こんなにもフラットな関係でお話しできるのだと感動したとともに、そんな温かいチームメンバーに感謝したいなと思っています。

この半年間、自分のありたい未来について考える中で、まず自分自身がどんな人なのかを探求することができました。このプログラムに参加したことで得られた行動力や知ることのできた自分の強みを今後の大学生活に生かしていきたいと思います。また、議論でも会話でもない、どんな意見も受け入れられる答えのない「対話」の面白さを感じることができました。この対話で身につけた‘’受け入れる力‘’が日常生活でも自然と発揮され、周りからいろいろなことを吸収することができ、「~べき」にとらわれない考え方ができるようになったと感じています。時々大人の方たちの話についていけず、黙って聞いていることしかできない場面もありましたが、普通に生活していたら絶対に関わることのできない方たちと深い対話をすることができ、とても貴重な体験になりました。

・H.Kさん

自分の中では大きくわけて2つの気づきがありました。

・対話を深めるためには、目線が近い関係が重要であること。
対話を深めていくために目線が近いところにある必要があるということは、もともと自分の中でも大切にしていたことの一つではありましたが、改めてこの点が非常に重要であることに気づきました。今回のプロジェクトを通して、多様な背景を持った方々と共通の目的について対話を行ってきました。その対話では、自分の経験に基づく考えや主張だけでなく、他者の意見を通して自分の中で気づいたことを共有するなど、世代や関係性を超えて多くの学びと発見がありました。

・自己の良さを認識し、変化と調和を保つことの重要性。
二つ目の気づきは、成果発表会の終わりに楽天CWO(チーフウェルビーイングオフィサー)の小林正忠さんが述べた「変化を恐れないことも大切だが、変化させなくてよいと思えるような自分の大切にしたい価値観に気づけると自己認識がさらに深くなる」という発言から自分が気づいたことです。私は、周りの人に影響されやすく、どこか自分に自信がないところがあることに気づきました。しかし、そんな自分にも良さがあり、それは自分では気づかないことも多いのだと理解することができました。自分はこれからも多くの人との対話や交流の中で自分の良さを発見し、それを持ち続けたいと感じました。


Dialogueは続いていく

1月の最終報告会をもって今回のプログラムは一区切りとなりましたが、むしろ重要なのはここからです。参加者それぞれが得た学びを各自のフィールドに持ち帰り「対話」を深める。そういった継続こそが長い目で見たときのchangeを生むのだと思います。

本学の学生らも長野に学びを持ち帰り、それぞれ対話を深めているようで新たにワークショップなども企画しているようです。

今後そういったイベントやアクションなどもこのnoteで発信していきますので、チェックしていてください!応援よろしくお願いします。

書いた人:内田大晴
長野県立大学グローバルマネジメント学科6期生
2004年北海道生まれ。長野県立大学入学後、地域と関わるいくつかのプロジェクトに参加し、地域で活躍するパワフルなプレイヤーにあこがれを抱くようになりました!学生コーディネーターとして、自分が大好きな「挑戦している人が周りにいる暖かい環境」を育んでいきたいと考えています。
現在はライターを目指して修行中です。

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