がん特化型施設での取り組み/吉田かおりさん
熊本県でピラティスインストラクターとして活動されている吉田かおりさんの活動事例を紹介いたします。
ご自身が経営されているピラティススタジオにがん特化型施設「がんサバイバーポストリハビリテーションセンター」を増設し活動されています。
活動内容
がんサバイバーポストリハビリテーションセンターをオープンして6カ月が経ちました。
オープンの日が近づくにつれて、本当に私にできるのだろうか…余計に痛い思いをさせるような失敗をしたらどうしよう…そもそも来てくださるのだろうか、と不安でいっぱいでした。
ですが、そんな不安は1人目のお客様をお迎えし、カウンセリングをした時に、「こんなところがあって良かった~」という言葉をいただいたことで消え去りました。
私は医者ではないのだから治すことはできない。私にできることは、運動で今よりも心と体を元気にすること!と腹を括れました。
とにかく「お話を聴くこと」を大切にしています。
運動中も「この動きどんな感じですか?」「気持ちいい?辛い?」「前回と比べてどう?」などとにかく尋ねるようにしています。
そうすることで、ご自身で体にしっかりと意識を向けて感じてもらえるようになります。
また私に対しても、この人には我慢せず正直に何でも言っていいのだ、と思っていただけるように感じます。
病気のことだけでなく、ご家庭や仕事、趣味のことなどいろんな話をして笑顔で帰っていかれる姿を見送る時、ホッと嬉しくなります。
吉田かおりさんの取り組みが、熊本日日新聞でも紹介されました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?