【読書感想文】妻のトリセツ【第1回】
Q、読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?
A、はい。書いてみます。
ということで、どーも199です。
読んだ本の感想と言っても、やはり本編の育児休暇にちなんで、今回ご紹介する本は
書籍名「妻のトリセツ」
著者名:黒川伊保子(くろかわいほこ)
です。
総ページ数は148ページですが、書かれている内容の濃度は本当に濃くて、1家庭に1冊置いておいてもよい名著だと思います。
本体価格(税別)800円で手頃な価格帯でもあります。
妻のトリセツって書いてありますが、本の内容的には女性のトリセツです。なので結婚していない人も必読書と言えると思います。女性脳の考え方知っておいて損はないです。というか女性自身が妻の立場から読んでも面白い著書です。実際、私は読み終わった後に妻にこの本面白いよと言って渡して読んでもらいました。
トリセツと聞くと西野振動さんが有名ですが、タイトルはキャッチーにするためにお借りしたんですかね?
西野さんのトリセツが2015年で、妻のトリセツが2018年ですから、おそらくそういうことですよね(笑)
西野さんのトリセツ
言うても、西野さんのトリセツも確か、歌詞の作成方法が当時のファンたちから女性の悩みみたいなのを募集して、それを継ぎ接ぎして作ったみたいなことを聞いたことがあるので、女性の生の声を反映しているものだと思います。
私からすると「永久保証の私だから」ってフレーズがちょっと気になるくらいであとはそこそこ納得感のある歌詞にはなってると思います。
実際、私は全然妻や歴代の彼女も含めて女性の細かい変化に気づかないですからね(笑)
こういうことに不満を抱いている人もいただろうなーと思います。
「永久保証の私」っていうのは、結婚する場合については、永久に一緒にいられるようにお互い努力しましょうねってのが本質で、努力している前提であれば良いんですけど、勝手に永久保証を押し付けられると男性側は嫌な気持ちになりますよね。
私は常々思っているんですが、女性は「察してよ。」って思っているのは知ってるんですけど、「察してよ。」と言われる男性の気持ちって考えたことあるんでしょうか?
私はそれを女性には是非察して頂きたいです(笑)マジで分からないんで大変なんですよ。
自分は理解してもらいたいのに相手のことを理解しようとしないって人いませんか?性別にかかわらずそういう人を私はあまり好きになれないですね。
これは今回の妻のトリセツにも出てくるんですが、女性は男性に共感を求める割に、男性の気持ちに共感する(寄り添う)ことってほとんどしないんですよね。いわゆる理不尽ってやつです。
嫁姑問題って、男性目線だと母親は自分の気持ちに寄り添ってくれるのに、妻は自分の気持ちよりも妻自身の気持ちを押し付けてくることが多くて、なかなか妻側の味方になってあげられない人が多いから発生する問題なんだと私は推察しております。
私の家庭では、私がまだ小学生だった頃から将来の結婚についての話になったときに「あなたが結婚したら、どんなことがあっても奥さんのことを最優先にするのよ。私(母)やお父さんと意見が対立することがもしあったとしても、絶対奥さんの味方になるの。」と母に何度も言われて育ちました。
おかげさまでその心づもりは出来た上で結婚しました。これからの人生でも大事にしたい言葉です。まあ、今のところ仲睦まじくやっているので嫁姑問題は勃発していないですが(笑)
妻のトリセツ
感情に時効なし
良い記憶であれ、嫌な記憶であれ、女性というものはいつでもスイッチを押すと数珠繋ぎで芋づる式に記憶が引っ張り出される構造のようです。しかも、その際の感情が男性よりも鮮明に思い出されるらしく
よく夫婦喧嘩で昔の関係ない話を引っ張り出してきて「あの時もこの時も…」ってなるやつのことですね。
地雷を踏まないためには、細心の注意が必要ですよね。そして一回踏んだ地雷は同じ場所に埋められるので、踏んでしまったらしっかり覚えておきましょう(笑)
会話の目的は共感?解決?
よく聞くやつですよね。女性は共感を求めて、男性は解決を求めるってやつ。あー聞いたことあるわーてか、知ってるわーって思うんですが、大事なのは会話における言葉のチョイス。
知ってても、実践できなきゃ何の意味もないわけで。
女性の会話の目的が共感であることを知ってる上で
「それは大変だったねー。」「それはすごいねー。」「それは腹立つなー。」を棒読みにならないように言えるようにしましょう(笑)
名もなき家事があることを知っている?
個人的にはこれがこの本の中で一番刺さりましたね。
トイレットペーパー、洗剤の補充など、各備品の管理や朝起きた時よ寝る寝る前のカーテンの開け閉め、ごみの分別や排水溝の掃除など
いわゆる料理、洗濯、掃除というメジャーな熟語ではない細かい家事に気づくこと。これが男性に必要な観点だなと思いました。
逆に、
車の運転、家具の組み立て、力仕事全般
これらは男性がやって当たり前と思っている女性が多いですが
家事にしっかりカウントした方がいいと思います。
お互いに家事をやってくれてありがとうという感謝の気持ちを持つためですね。
心の肯定、事実の否定
言葉の使い方ですね。事実どうこうよりも自分の心を大事にされたかどうかが重要な女性には
「分かるよ!」と分かってなくても言いましょうという話です(違う)
2ちゃんの有名なコピペに女性が事故った時に男性に電話をかけた話が有名ですね。
女性はひたすら共感を求めて、男性はひたすら事実確認をしようとする。
正直、女性脳にとっては事実なんかどうでもいいんです。その話をネタにして自分に共感して欲しいだけですから。
男性の私からみるとあのコピペを読むと、そもそも「JAFに電話しろよ。」と思ってしまうのでイライラしてしまいますが。もうその時点で男性脳の考え方にはまってしまっています。
つまり、この著書はこういった自分の考え方が男性脳的な考えなのか女性脳的な考えなのかを客観視させやすくしてくれる本なんですよね。
要約
一言でいうと
女性脳の理不尽さの仕組みを知りましょう
という本です。
レビューでは結構怒っている男性がいるみたいですが、それ自体が完全に男性脳の思考ですよね(笑)
私が読書する際に大事にしていることは、必ず自分の実体験に照らし合わせて本を読むことです。
ここに書いてあることが全て正しい訳でもないですし、間違っている訳でもありません。あくまでも著者:黒川伊保子さんの考えな訳です。
自分の実体験に当て嵌まれば、信じればいいですし、当て嵌まらない部分はこれは私たちの夫婦間には当て嵌まらないなー。もし実体験したことのない事柄であれば、その事象が発生するときまでこの考え方を覚えておこう。
それでいいんです(川平慈英)。
私はこの著書を読んだからといって私の妻のことを理解出来るようになったとは微塵も思いません。
ですが、妻の言動をすこし俯瞰して聞くことが出来るようになりました。
簡単にイラついたり、恐れたりせずに、俯瞰してしっかり嚙み砕いてから会話できるようになりました。
それってとても夫婦にとって利のあることではありませんか?
ではまた。
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