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好き好き言い合うより遥かに難しい愛の仕事〜20代で得た知見より〜

こんばんは。
今日も1日お疲れ様でした。
皆さんにとって今日はどんな1日でしたか?

今日は20代の時に読んだある本の一節をご紹介したいと思います。

ある本とはこちら👇


読んだこともある人はいるのではないでしょうか。

私も友達に薦められ20代のうちに読んでおこうと思って読み切りましたが、いまだに何かモヤモヤした時はこの本に助けられています。

この本の中にはいくつもの人生のキーワードになる内容がたくさん書かれています。
私の心に突き刺さった言葉もいくつかありますが、その中から1ページご紹介したいと思います。

大人になると、人は人から黙って去っていく。
あなたのここが嫌いとか苦手なのとか、一言も言い合うこともなく、黙って消えていく。
それでもなお、叱ってくれる人がいる。
自分をちゃんと否定してもらいたいと思える相手がいる。
それはとても贅沢なことだと思うのです。
これはしかし、ご自分だけではなく、お相手もまた同じことをお望みだったりする。
好き好き言い合うより遥かに難しい愛の仕事というものがある。

20代で得た知見〜P.226〜


この1ページを読んだ時、私にはある人物が頭の中に浮かびました。
それは昔、仲が良くどんな時も一緒にいた存在。
しかし私の些細な行動でその存在を失ってしまいました。
もうあの頃の関係には戻れません。

そのお相手も何も言うことなく私から去っていきました。
あの時、「ここが嫌だった」「これで傷ついた」そう言われて去っていったほうが私の心はまだ楽だったのかもしれません。
「後悔先に立たず」とはまさにこのことだと実感しています。


しかし、そんな自分にもまだ叱ってくれる存在がいます。
大人になると叱られる数や「ここ直した方がいいよ」と言われることは少なくなりますよね。
私自身も友人に対して「これは言っていいのかな」「これを言ったら傷つけてしまうかな」と思って、言えずに過ごすこともあります。
ですが、相手のためと思って叱ってくれるなんて、こんな贅沢なことはありません。
言ってくれる側は決して私を傷つけようと思っていっているのではありません。私自身のために必死に伝えてくれているのです。
私自身を否定してくれるから、その後に肯定できる自分が生まれてきます。

「ここが良いよ」「こういうところが〇〇の良いところだよ」「こういうところが好きだよ」という言葉よりも、「ここを直した方がいいよ」「こういうところが良くないよ」そう言われる方が、大人になってから心に刺さっていつまでも覚えていられると思っています。

だからこそ人は生きている限り永遠に成長し続けられるのだと思います。


近年は「言葉の暴力」という言葉をよく耳にしますよね。
無名の刃で知らない人を傷つけ、時には命までも奪ってしまう。
SNSは人と繋がれる大切なツールなのかもしれませんが、それを誤った使い方で人を傷つけてしまう、そんな世の中にするためにSNSは生まれたわけではないと思います。
顔が見えないからこそ言いたいことをそのまま言ってしまうのかもしれません。

SNSが無ければもちろん人と繋がれず辛い人もいると思います。
ただ、大切なことは絶対に顔を見て伝えるべきだと思います。
言葉には重みがあります。
直接伝えなければ伝わらない言葉もあります。

「あの時伝えておけば良かった」
そう思ってしまってはもう遅いのです。

どうか皆さんが後悔しない人生を送れるように願っています。

そして、いつか言葉の暴力が無くなることを願っています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。



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