行動を起こさせるオンラインセミナーの作り方
こんにちは。
カラーミーショップ カスタマーサクセスチームの藤吉です。
自己紹介はこちら。
今回は、オンラインセミナーで受講者に行動を起こさせる工夫や事例を紹介します。
1.実際、どのくらい動いたのか?
・Instagramの活用オンラインセミナーを実施
・44名が視聴
・視聴者の84%が視聴後1か月以内に投稿などのアクションを実施
Instagramの活用をテーマにしたオンラインセミナーを実施後、視聴者の84%が投稿などのアクションを実施していました。
オンラインセミナーを開催しても参加者のアクションを促すことが、なかなかできなかったのですが、今回のセミナーでは参加者を動かすことができました。
2.従来のオンラインセミナーの課題
オンラインセミナーは対面セミナーと比べると、視聴者の状況が全くわからず、情報をただ伝えるだけになることが多いと思います。
しかもオンラインセミナーの場合、視聴者は何かの作業をしながら見る傾向が強く、結果的に受講者の行動を促進させずらい課題がありました。
具体的には、弊社では集客に関する動画セミナー(録画版)があるのですが、それを見て頂いたあとに行動量が大きく変わることが少ない状況がありました。
そこで、オンラインセミナーをきっかけにアクションをしてもらうように
アウトプットを意識した参加型オンラインセミナーを企画することになりました。
3.アウトプットを意識した参加型オンラインセミナーを企画
まずは講座の設計です。
一方的に情報を発信する時間を短くして、インプット・アウトプットを同じぐらいの割合で実施できるように、講座組みを行いました。
具体的には、
・【インプット 】講座紹介と自己紹介:6分
・【アウトプット】Q&Aを使ったクイズ:8分
・【インプット 】成功事例の紹介:10分
・【アウトプット】Q&Aを使ったクイズ:3分
・【インプット 】Instagramプロフィールのコツ:8分
・【アウトプット】自身のアカウントプロフィールを編集:3分
・【アウトプット】相互フォロー:5分
というように、インプットをしたら、その後、すぐにアウトプットが来るように設計しました。
具体的なタイムスケジュールは以下の通り。
上記以外でも双方向で行うために、その場での添削なども組み込みました。添削は、Instagramのアカウントの添削や商品ページの添削を行いました。
ちなみに、この添削は思いのほか時間がかかるため、1社5分という時間制限で先着6名で実施いたしました。また当初の80分という講座時間内では収まらないため、希望制として、講座終了後にそのまま残って頂いて、添削を行うことにしました。
さらに、単発開催だと情報も盛り込みすぎてしまい、アウトプットの時間が十分取れないため、2回連続のセミナーにしました。
4.1回目の内容と受講者のリアクション
1回目のコンテンツは、
・Instagramプロフィール改善
・改善のためのワーク時間
・商品ページの改善
・改善点を洗い出すワーク時間
・添削
というものだったのですが、ワーク(自身で作業する時間)や添削が好評でした。
アンケートによると、
具体的にわかりやすく説明くださり、作業時間(実践する時間)があったのでとても良く理解できた。
現状で悩まれてる方のサイトを見ながらの解説でわかりやすかったです。
ワークタイムがあり、集中している段階でその場でいじれるのも良かったです。とても参考になりました。 ありがとうございました。
終了後に他の方がページを添削してもらっているのを見させていただけたのがよかったです。アドバイスも具体的で参考的になりました。
ショップのアカウントを実際に添削していただけた事で具体的に方向性が分かり、前向きになりました。
というように、セミナー中に積極的にアウトプットを促すことは、プラスになるということがわかりました。
5.2回目の内容と受講者のリアクション
2回目のコンテンツは、
・Instagram投稿のコツ
・投稿のワーク時間
・撮影のコツ
・フォロワーを増やす成功事例共有
・いいね活動のワーク時間
といったものでした。
ただ、コンテンツを入れすぎたため、クイズやワークの時間が少なかったのは、今後の改善点です。
アンケ―トの声としては、
インスタグラムの活用を強化したいので具体例が多かったのでわかりやすかった詳しい説明して、ありがとうございます。具体的・実践的でわかりやすかったです。
具体的なフォロワーに増やし方、写真の用意の仕方が参考になった
効率的な投稿やアカウントの見せ方を学ぶことが出来ました。早速活かしていきたいと思います。
などをいただきました。
6.まとめ
セミナーを視聴しても、実際に何かアクションをしてもらえる割合は、
2~3割ぐらいが多いかと思います。
ただ今回、セミナー中にインプットしたものをアウトプットしてもらうことで、セミナー視聴後もアクションを継続してもらえたのは、非常に良かったポイントです。ちなみに今回のセミナーでは、Q&Aは随時入力OKとし(投影しているスライドの右側に、ご意見やご質問はQ&Aに入力してくださいと案内)、ワークの時間などで、
「うちの場合は、どうやればいいんだろう」
といった書き込みがあったら、すぐに口頭で回答したこともよかったのかと思います。
実際に作業をして初めて、どうすればいいのか?といった疑問が浮かぶことがあるかと思うので、セミナー終了後に、そういった疑問で手が止まってしまうといったことを回避できたのかと思いました。