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Steve Cropper & The Midnight Hour / Friendlytown 音源備忘録47

 スティーヴ・クロッパーといえば、Booker T. & The MG'sとしてのスタックス・レーベルでの仕事と、映画『ブルース・ブラザーズ』が良く知られている。また忌野清志郎のアルバム『Memphis』と武道館ライヴへの参加も個人的に印象的深い。(『Memphis』は名盤)

 プレイヤーやプロデューサーとして以外に、ソングライターとしてもウィルソン・ピケット"In The Midnight Hour"やオーティス・レディング"The Dock Of The Bay"なども手がけているが、恥ずかしながらソロの作品は聴いたことがなかった。アルバムは何枚も出しているが、聴いたのは今作が初めて。

 ソロと言っても変わらず気の利いたギターを弾いているし、何より過去の名演と遜色なく格好良い。逆に言えば何も新しくないとも言えるが、それがどうした。60余年もの間瑞々しいギターを弾き続けることがどれだけ凄いか。御年82歳、お見事。

 余談だが、「ブッカーT.&ザ・MG's」または「~MGズ」というカタカナとアルファベットまぜこぜの表記が美しくない。知らない人でも読めるように、と言うなら「ブッカー・ティー」「エムジーズ」とすべきでは。日本語化と省力化、省スペース化の都合良いとこだけ取って結果中途半端になってる気がしてならない。知らんけど。
※10/7追記: 実はこの記事で「ブッカーT.&ザ・MGs」を使っている。そのときから美しくないとは思っていて、ここでまた思ったので書いたということ。


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