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Liam Gallagher & John Squire 音源備忘録19
リアム・ギャラガーとジョン・スクワイアがコラボ・アルバムを作成したというアナウンスからずっと楽しみにしていたが、年明けのシングル“Just Another Rainbow”と2月の“Mars To Liverpool”で期待をさらに増幅させてのアルバムリリースとなった。
“Just Another Rainbow”がジョンのギター弾きまくり曲だったが、アルバム全体では思ったよりバラエティーに富んだ内容で、ギターがメインでありながら押し引きのツボを押さえたというか、瑞々しさと力強さが感じられるものになった。リアムの歌もさすがで、ジョンのギターとの相性も◎。
60~70年代のマージービート、ブルースロック、ハードロックの香りがする、ということはストーン・ローゼズ的でありオアシス的でもあるということ。つまり想像出来る方向性だったのだが、実際には想像を超えてきたのが嬉しくて仕方ない。
ギターロックが英米のシーンの端っこに追いやられた時代が長かったが、ブラーやノエル・ギャラガー、フー・ファイターズ、グリーン・デイなどのアルバムがとても良くて、メインストリームじゃなくなってもロックはまだまだ死なないと思える。そしてこのアルバム。来日に期待しつつ、その頃に見に行ける身体になっていたい…。