宝島に行ってきた。ワタリウマ旅記 宝島編 〜その4 しまめぐり〜
しばしの休息後、一行は海へ向かった。
地層がめくれたかのように
飛び込んでくる青の衝動。
イマキラ岳。山と海がひらけた景色。
荒木崎灯台へ。
牧場もあり、牛さんのお出迎え。
柵を開いて、灯台に続く道を歩く。
かなりの暑さなので、進む人待機する人、
二手にわかれる。
平家見張り所もある。
石碑は史実を語っている。
隆起した巨大な珊瑚。
灯台に着き、後ろを振りかえると、
壮大な見晴らしが広がる。
現実にこの島があり、ここにいる事への驚き。珊瑚が隆起した地層の上に、今立っているのだ。
もう一箇所の海のスポットを目指し、
車は緑に生い茂った山道を進む。
途中ガジュマルの樹のそばで足を止め、
日陰に入りご挨拶をする。
木の精霊キジムナーが宿ると言われるガジュマル。風がそよぎ、葉がかすれる音。
突然ボトッと地面に枝が落ちる音。
キジムナーはそっと気配をささやく。
近づきすぎない距離感でガジュマルと人の交流が生まれる。汗が噴き出る身体は、森の空気を大きく吸い込む。
山道を抜け、夕陽スポットでもある大間泊へ。
三角形の岩に、何層ものエメラルドグリーン。
声にもならない感嘆と笑い声達が踊っていた。
アダンが群生する道を通り、
プライベートビーチのそばで夕食タイム。
島で釣れた煮魚に、数々の手作りの料理がテーブルに並ぶ。
料理に景色に溢れんばかりの恵みに目移りしながら、心通わせる食事は至福のひとときだ。
島の聖域、女神山の横には、
雲の形をしたナニカがいて、
こちら側を見ているようだった。
『ヨウコソ タカラジマヘ。』
ワタリウマ。
宝島編 その5島泳ぎに続く。
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