知らない間に、ヤバい親になっていた。
長男えいじ(小学5年生)は、絵を描くことがとても好きです。
絵が好きなので、学校では【イラスト係】という仕事があり、それを担っています。
そんなある日、えいじはアクリル絵の具を使って絵を描いてみたいといい出しました。
早速、休みの日にアクリル絵の具を買ってきて絵を描くことになりました。
それを見ていた私は、なんだか楽しそうだなぁ、自分もアクリル絵の具で絵を描いてみたいなぁ、
と、思い一緒に描くことにしました。
えいじは、自分の考えたキャラクター達が山でキャンプをしてる楽しそうな絵。
私は好物のホタテの絵を描きました。
描いた絵をえいじは、イラスト係の特権をフルに使って学校に持っていって廊下に飾ると言いました。
えいじ「お母さんの描いた絵も持ってて、飾ってもていい?」
私「それは、やめて欲しい。」
えいじ「お願が〜い!じゃあ、友達に見せるだけだから。いい?」
私「んー。それなら別にいいけど」
そう言って、私の描いた絵を持っていきました。
そんなこともすっかり忘れていた頃、えいじの小学校で展覧会が開かれる、というお便りを貰いました。
全校生徒がこの日のために、頑張って描いたり作ったりした作品を校内に展示するので是非見に来て下さいとの事です。
ほぅ。それは、ぜひ見に行ってみよう。
そんな風に思っていた時に、えいじが私の所に来て、言いました。
えいじ「お母さん!この前、家で描いた絵あるでしょ?僕ね、それも飾って欲しかったから先生に頼んでみたら、なんと、先生が飾ってもいいっていってくれたんだよ!だから展覧会見に来てね!」
私「へー。よかったね!すごいじゃん。もちろん、行くよ!」
家で描いてたあの絵かぁ。
あ!
そういえば、私もその時、一緒に絵を描いていたよなぁ。
確か学校に持って行って友達に見せたいって言っていて、その後どうしたんだったっけ?
私「えいじー。そうえばさぁ、お母さんの描いた絵、どうした?」
その言葉を聞いて、急にトーンが変わった調子で言いました。
えいじ「‥‥あぁ、お母さん、あの絵なんだけどね‥‥。」
え?
どした?どした?
無くしちゃったとか?!
友達に見せたら笑われたとか?
別にどっちも全然いいけど。笑
何、何?
えいじ「残念ですが、お母さんが描いたものは展覧会では飾れないんです。って、先生が言ってた。」
え?!どうゆうこと?!
僕のお母さんの絵も飾って欲しいんですって頼んだってこと??
なんでそんな事、聞いたんだよ!!!
私「えいちゃん、どうゆうこと?!お母さん、友達に見せてもいいとは言ったけど、飾ってなんて言ってないでしょーが。
しかも、展覧会!!!」
えいじ「あのね、友達に見せたら面白いって言ってたし、僕も面白いと思ったから、先生に飾っていいか頼んでみようと思ったの。
でも、、僕が飾って欲しいって頼んでもちょっと説得力ないかな?って思ってね、、、」
ちょっと、待って。
なにか寒気がしたのは気のせいかな?
これ以上のダメージは、お母さん無理だよ。
えいじ「お母さんが、展覧会にこの絵も飾ってくれませんか?って言ってるんですけど、ダメですか?って聞いてみたの。」
はい。死んだ。
寒気、気のせいじゃなかった。
私、シックスセンスあったわ。
もう、展覧会行けない。
先生にも二度と会えない。
激しく涙。
でも、、、
展覧会は見たいので、どなたか展覧会に行っても先生に会わずに無事に帰れる方法を教えて欲しいです。笑
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます^ ^
素敵な週末を過ごしてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?