『長瀬有花 x Such』ライブレポ
8月12日(月)表参道WALL&WAL.
音楽事務所RIOT MUSICのサブレーベル「汽元象レコード」所属のVsinger長瀬有花と、ソロとしてだけでなく、多数のアーティストとコラボ楽曲をリリースするシンガーSuchとの、ツーマンライブに行ってきました。なぜこの2人がツーマンをやる運びになったのか詳細は終演後も分からずでしたが、表参道WALL&WALLの方が開催してくれたのかもしれません。まぁその理由がどうであれ、2人とも嬉しそうでしたし、2人が好きなファンも多かったので、割と早くチケットもソールドアウト。最高のライブとなりました。
生バンド編成でもあり、メンバーは次の通り。Guitar:小林ファンキ風格、Bass:二見昌典、Drums:工藤誠也、Sax & Manipulator:Shoubun.
先行はSuch. 以前Paleduskのライブでゲストとして登場した際に一度見た事がある位で、ソロでのライブは初めて。前半はサックスのみで、ムーディに、後半はバンドセットで盛り上がる楽曲をチョイスする構成でした。生歌でも歌声は言わずもがな素晴らしいんですが、それに加えて、ステージ上での立ち振る舞いとか、片目が髪で隠れながら歌っている姿とかがとても画になる方だなぁと。歌声と共に人を惹きつけるオーラが間違いなくある。そんな事も思いながら、ライブを楽しんでました。セトリは予習不足で分からない曲もあったんですが、KBSNKとの共作「supernova」、kamome sanoの代表曲「full of spells」「timelapse」はやってくれて、最新曲「囲蛹のバースデー」も歌ってくれましたね。ラストはお馴染みの「ヒステリックナイトガール」もスローテンポのバンドアレンジで披露。非常に良い雰囲気で、フロア全体で盛り上がる事ができて楽しかったです。
間もなくして、長瀬有花もサックスとのライブからスタートでした。最後ライブを見たのは、昨年8月のワンマンなので丁度約1年ぶり。この日も特注の宇宙服モチーフ近未来衣装で登場し、脱力感溢れる長瀬ワールドへと徐々に徐々に引き込んでくれました。彼女の楽曲はバンドセットだと、本当に化けるんですよね、一度聴いたら音源では満足出来なってしまう位。この日も「オレンジスケール」と「アーティフィシャル・アイデンティティ」と、好きな曲を沢山歌ってくれて、心地好い浮遊感と強烈グルーヴを堪能できて幸せでした。また、「今日とまだバイバイしたくないの」で皆んなで手を振ってもう終わりかな…と思ったら、「ほんの感想」をラストに持ってきて、もう一度ブチ上げてくれたのも最高でした。今回整番が良かったので、かなり近くで見れたのも嬉しかったですね。やっぱり表情は下半分しか見えないんですが、それでも何となく掴めるし、その余白が魅力的なので。
アンコールでは、2人で登場しデュエット!選ばれた楽曲は、長瀬有花の「宇宙遊泳」と、Suchの「supernova」でした。もう良すぎて、バンドメンバーさん達も笑顔でノリノリで演奏してたし、2人の魅力しかない歌声に包み込まれて多幸感で一杯になりましたね。ずっと浸っていたかった位。歌への愛情や熱意を感じられると云うか、2人のそれらがあったからこそ、実現した最高のライブだったと思います。
終演しバンドメンバーが袖に捌けた後は、長瀬とSuchだけステージに残り、恐らくアドリブっぽい感じで、長瀬ちゃんの"せーの"の合図でお辞儀をする姿も見られて、これには思わずオタクスマイル。最後は手を振ってお別れとなりました。今振り返って見ても、2人が同時にステージに立っている姿はどれも貴重な光景だったなと。
会場のWALL&WALLは、来るの2度目なんですが、相変わらず音の鳴りが良すぎて最高でしたね。ライブハウスにしては天井も高くて、ガチで気持ちいい音空間が広がっている感じが好き。駅近だし、何度でも来たい。
そんな訳で、改めて素晴らしいライブをありがとうございました!最初で最後かもしれないツーマンライブ、宝物の想い出とさせていただきます!
集合写真の温度感がなんか良かったので載せておきます。