さくらみこ 1st Live "flower fantasista!" ライブレポ
10月26日(土)有明アリーナ.
ホロライブプロダクション所属、さくらみこの初のワンマンライブに行ってきました。9月25日にリリースされた1stフルアルバム『flower rhapsody』を携え、活動7年目にして遂にソロライブが実現。いつかやりたいと、ずっと公言していたので本人にとってもファンにとっても念願です。
早速、ファミ通や公式さんからライブレポが上がっていたので、写真や詳細なMC等はこちらを参照して頂いて、私の方では簡易的なレポと感想を書いていければと思います。
有明アリーナでのライブは、昨年12月の兎田ぺこらぶりで、席も同じくアリーナ席。相変わらずデカイ会場でテンション上がるし、しっかりグッズを身に付けた35Pも続々と集まってきて開演前から良い雰囲気でした。
自身の物語を読み聞かせる様なOP映像が流れた後、35のカウントダウン。早速大きな声が揃い0を迎えると、初手「アワーツリー」!それは誰も読めません!いきなり泣かせに来るとは…。今年の全体ライブ5th fes.のStage3でも披露されてましたが現地には行けなかったので、この名曲を現地で聴けて嬉しかったです。彼女の成長と変わらぬ優しさが詰まった最高のエモーショナルソング。ステージ両脇には見事な桜の木もあり、淡いライトに照らされた花びらが舞い落ちる幻想的な演出の中、美しいパフォーマンスを魅せてくれました。会場もピンク色に染まって、序盤からフィナーレ級だったなと。
2曲目は「にゃっはろーわーるど!!!」を披露し、改めて賑やかなライブらしい雰囲気になっていきましたね。みこちのハイテンション感とサビの振り付けが可愛い。メロコア調のノリが気持ちよく、コールも盛り沢山なので今後も大切にされて欲しい最強ライブアンセムです。
現地の歓声を浴びて喜びや緊張を隠し切れない中、元気よく挨拶。いつもの「にゃっはろー!」のお蔭で、彼女はステージ上にいるけれどいつも通りの距離感も感じられました。
ライブは「DAI DAI ファンタジスタ」で再開して、そのまま「きゅんきゅんみこきゅんきゅん」も連続投下。ここで巫女姿から、ライブキービジュアルでも着ている新衣装に華麗に変身。可愛いドレス姿に見惚れながらも、コールが忙しなく入ってくるので結局楽しい気持ちが勝っていく時間でした。この曲もむっちゃ振り付け可愛かった記憶で、多くのファンを心を射止めていたと思いますね。最高にアイドルしてた。
中盤からは「さくらんぼメッセージ」で始まり、「1135」「Sakura Day's」「イケ贄」まで一気に息つく暇もなく披露。いつもありがとうナナホシ~って思いながら「さくらんぼメッセージ」で気持ちよくなって、「1135」でこの日イチバンかもしれない特大全力コールが起き、Aiobahnすぎる「Sakura Day's」ではセリフパートがライブ用にアレンジされて特別感を演出してくれました。そして、「イケ贄」でホラー風の映像が流れて察し通り、みこだにぇーが現地に出現!後ろの扉から、みこちがいるステージまで観客を沸かせながら動き回ってて最高でした。正月に神田明神で出逢った事あるんですが、動きが本当にスムーズなんですよね。ステージ上の階段も自分で登ってたし、謎のステップ踏めるし。会場サプライズゲストとして演出からみこちとの掛け合いまで完璧だったなと。
ライブも折り返しとなり、MCと併せて「普段の配信では言わないけれど、こんな事を心の中では思っているんだよって伝えたくて作った曲です」と曲振りの後「ライクとヘイト」を披露。空飛ぶブランコに乗ってゆったりと優しく歌い上げる姿が印象に残っています。丁度中盤に持ってこいの曲でもありましたし。体力も少し回復したところで、続く「あーゆーれでぃ」で再び熱い雰囲気に。かいりきベアの曲はやっぱライブで化けますね。いつか生バンドで聴きたいくらいには好き。
ここで事前に発表されていたゲスト、"すいちゃん"こと星街すいせいが遂に登場。miComet初のオリ曲「シュガーラッシュ」を披露。昨年の11月に開催された「ヴァイスシュヴァルツ15周年記念ライブ」で聴けてはいたんですけど、集っているファンの数が段違いなのでね。ノリノリでラップにダンスにパフォーマンスを魅せる2人に応える様に、あの日を遥かに超えるクソデカコールやクラップが出来上がり、完全体「シュガーラッシュ」を楽しめて良かったです。全てが一つになる瞬間の感動はやっぱ何物にも代えがたい。
MCでは、いつも通りイチャイチャしている様子を見せられオタクスマイルが止まらない中、1stソロライブ衣装で合わせたきた事もしっかり伝えられました。本当に色合いもシルエットもピッタリすぎて…王子様とお姫様なのよ。コラボは1曲で終わる事なく、もう1曲はみこちも大好きな、すいちゃんの代表曲「Stellar Stellar」を2人で披露。第一声で空気を変える最高の歌声を久々に聴くことができて感無量です。みこちとのハーモニーも綺麗でしたね、改めてお似合いすぎる2人だなと思えた尊い時間でした。
早くもライブは終盤へ。残されたアルバム曲はもうメッセージ性の強いミディアムナンバーしか残ってないという完璧すぎる構成。「Re:flection」と「SUNAO」が続けて披露され、素直で真っ直ぐな歌詞を改めて受け取る事ができました。気持ちも歌に乗っていて、歌っている時の表情も相まって、生のパフォーマンスならではの温かさが沁みましたね。
最後の曲の前に、ここで長めのMC。何となく予想はしていましたが、用意してきたお手紙を読み上げてくれました。「35Pを始め沢山の人に支られてステージに立てた。一歩を踏み出させてくれてありがとう」と感謝を述べつつ、これからもっと誇らしいエリート巫女アイドルになる事を改めて誓ってくれました。涙混じりでも言葉一つ一つを嚙み締める様に発していて、段々と笑顔が戻ってきていたのが彼女らしくて余計に泣けましたね…。
完全に笑顔を取り戻して、本編最後に披露されたのはやはり「flower rhapsody」。アルバムのラストを飾った曲がライブでも見事にフィナーレを締め括ってくれました。一つ前に披露された「SUNAO」で掲げられた"ありのまま"というテーマが、この曲で最後に"大丈夫だよ"というメッセージに着地する美しさよ。堀江晶太らしい泣きメロの応酬が歌詞を更に後押しし、祝福感溢れるオーケストラアレンジで会場全体を華やかに彩っていく。特に落ちサビで込み上げてくる感動に耐えきれず涙です…。ガチで良かった。
熱烈なアンコールに応えると、(ぺこらの時もあった気がするんですが)この日のハイライト的な映像が流れた後、みこちが再登場し「マイネームイズエリート☆」でライブ再開。1stオリ曲はやっぱやりますよね!聴けて嬉しかったし、超ハイテンションハイテンポソングをライブで歌えるのも凄いし、コールもできてありえん楽しかった。次は何をやるのかと思ったら、スタンドマイクとタオルを持ち出して、サンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」をカバー。これも以前からやりたかった事の一つだったみたいで、その思いの強さが満開の笑顔から溢れ出てましたね。会場全体で最大ボリュームのシンガロングが起き、夢が叶った特別な瞬間として心に刻み込んでくれました。そして、正真正銘ラストは全35Pが待ってたであろう「サクラカゼ」。4th fes. 以来ですが、特別感はやっぱ今日の方がありましたね。同じ歌詞でも奥から込み上げてくるモノや感じ方がこんなにも変わるんだと証明する様な夢の時間。ステージには桜吹雪が舞い上がっている演出も綺麗で感動的で、ラストは銀テも盛大に舞って大団円。記念撮影をして、いつもの挨拶「おつみこー!」でお別れをして、温かい拍手に包まれながら、ライブは幕を下ろしました。
改めて最高に楽しかった!ライブアンセム多すぎてあっという間に駆け抜けて、体感時間が冗談抜きで短い…。コーレスにサプライズ、新衣装見せたり、お手紙読んだり、サンボマスター歌ったり。単純にソロライブをやる!ってだけでなく、その中でどうしても"ソロライブで"実現させたい事や伝えたい事が沢山あったんだなと、実感できたのも嬉しかったです。
長い下積み時代を経て、配信者でもありアイドルでもありたい、元気や笑顔を届ける等身大のVTuberアイドル像をずっと貫いてきて、この日遂に大きな夢を実現させて魅せた。ここまで辿り着いただけでも凄いのに、燃え尽きる事なく次の2ndライブまで宣言して。そのモチベーションは一体どこから湧いてくるのか…それを直に感じ取れたライブでもあったんじゃないかと思います。本当に誇らしいし尊敬しかない。そんな彼女の軌跡や生き様を見ていると応援したくなる、多くのファンに愛されているのも納得でしかないのです。咲き誇る笑顔が本当にずっと可愛くて輝いてた。ステキな晴れ舞台の景色を魅せてくれてありがとう!絶対に2ndライブでまた逢いましょう!