たぶん死ぬかも。
私が自分がまだパニック発作だと知らずに強烈な発作に襲われた時、心臓は激しく鼓動し、おさまる様子もなく、苦しくて息がハアハアなってしまう、吐き気もしてきて、理由がわからず、頭の中では、なんだこれ、なんだこれ、怖い、苦しい、やばい、救急車呼んでもらうべきか….苦しくて不安と恐怖でいっぱいになって…
周りは狭い教室にギュウギュウ詰めにされた見ず知らずの音楽スクールの生徒さん達。年齢もバラバラ。誰一人として知り合いはいない。
もしかして心臓発作?
ハアハアしてる私の隣の席の生徒さんが私を見ている。この人様子がおかしいな、と思われていそう。
私、死ぬかもしれない。
それでも苦しくて身動きが取れない。助けを呼べない。あーーーーー死ぬーーーーーー吐くーーーー強烈な苦しさが頂点を迎えたと思ったあと、少しずつ苦しさは和らいで、私の呼吸は落ち着いてきて、吐き気も落ち着いてきて、授業に騒ぎを起こさず、なんとか受けることができた。
でもこれが初めてのパニック発作ではなかったけど、
何度体験しても慣れない!
症状は色々な形で現れる。
激しい動悸、息苦しい、呼吸困難、めまい、吐き気、手足や顔の痺れ、体の中を血なのか何なのか、が、上に行ったり下に行ったりする感覚。血の気が引く。死を感じる程の苦しさと恐怖。
あるパニック障害について書かれていた本では心筋梗塞に似てる症状、とあった。
最近では新型コロナウイルスワクチンで、アナフィラキシーショックの症状が出たときのため、15分〜30分待機してることは記憶に新しい所だと思いますが、
アナフィラキシーショック症状はパニック症状と文字だけ見れば酷似してます。
パニック発作では蕁麻疹や皮膚症状がでない、ということ以外はよく似ていると思います。
幸い私はアナフィラキシーショックになった事はないはずなので、パニック発作の症状と実際どのくらい同じかは断言できませんが、
どちらも死にそうなほど苦しいに違いない、と想像します。
そんなパニック発作が、日常に現れて、その度に凍りつくような死を予感させる症状に翻弄されて、次第に日常生活が困難になります。
健常者の方でも仕事は大変なこと。
パニック障害や様々な障害を抱えた方々なら、
なおさらのことです。
パニック障害では
障害者年金は取得できないそうです。
強迫性障害でも障害者年金は取得できないそうです。
神経系疾患では無理だと…
なぜ……?
(ここでは書きませんが強迫性障害も日常生活が普通に送れなくなる病気です。大変な病気です。)
死にそうな爆弾を抱えて生きている人達が働けなくなっていくのはある意味当然だと思う。
知人が言った。
「でも死なないからいいじゃん。」
死なないから死にそうな苦しみに何度あってもいいじゃんて?
こんなに苦しい目に合うなら発作中に意識が途切れて死んじゃった方が楽なのでは?と何度思ったか!
死なないと言われている安心感と、何度も死にそうな苦しみの発作に壊れていく心と体。
「死なないからいいじゃん。」「それより私の方が大変!」
いますよね〜自分のほうが大変!というマウントとってくる人。
とはいえ、私も、パニック障害やうつ病や強迫性障害を明らかにしている人達が、働けたりしてるのが不思議でしょうがない。
でも病気や怪我には軽症〜重症と程度の差もあることを忘れてはならない。できることできないことも人それぞれ変わってくることも忘れてはいけない。
今思えば私も、もう無理、もう限界!と、ボロボロになるまで労働時間は一般の方より短かかったが働いていた。
でもその短い労働時間で得た収入で生きていける?
生きていけないと思います。
ましてや仕事が出来ないほど悪化した重症者は、仕事も出来ず、援助もなかったら….
どうか、障害や年金や生活保護を決定している機関の方々が今の制度を見直してくださいますように。
心からお願い申し上げます。
もともと今回の記事はいつか書きたい、という気持ちでいましたが、ゆめゆずさんの記事を読んで、ゆめゆずさんのお気持ちをお察ししたので、早く書きたい!気持ちになり書きました。
貼り付けさせていただきます。m(_ _)m
ネット上で障害者や社会的弱者に対して、ひどい言葉で攻撃している人達がいますが、
そんなあなたに言いたいこと。
明日、あなたは障害者になるかもしれません。
明日からあなたは障害者への一歩を踏み出すかもしれません。
あなたは一生、障害と無縁でいられるとは限りません。
どうか援助を受けられず苦しんでいる方々が救われますように!